「どじょう」を見限りました。                   2011.9.30   



  首相就任前から「財務省の犬」と蔑まれてきた「どじょう」さんが、財務省の小役人が描く増税ストーリに踊らされて本気で増税をやるようです。震災、長期デフレ、未曾有の円高、世界経済危機などマイナス要素山積の中で増税を行えば、景気の足を引っ張って、却って税収減に陥るであろうことは、私たち素人でも容易に想像できます。このタイミングでの増税は、日本経済に決定的なダメージを与えかねません。衆参の予算委員会で野党からこれでもかと言うほど、そのストーリの矛盾を追求され、代替案の提案を受けても、「どじょう」は、これを鼻先であしらいます。「正心誠意」など絵に描いた餅。態度は低姿勢でも、その言葉には何の誠意も感じられません。

 毎年40兆円を超える国債を発行し、そのうち30兆円近くが赤字国債であるという現実には目を瞑って、10年でたかだか11兆円、年間僅か1.1兆円の資金を手に入れるために「国債の発行はできない。増税はやむを得ない」と、狂人の戯言としか思えない言葉を「どじょう」は平気で口にします。国民の多くが「復旧・復興のためならしかたがない」と増税に寛大な態度を示しているこの機会を捉えて、かねてからの念願の増税をやってしまおうというまさに小役人根性がみえみえです。

  私は「どじょう」と同郷で、小学校高学年から中学生の頃には、船橋大神宮の横を抜けて、まだ砂利道だった旧成田街道を自転車で走り、習志野演習場の横で落下傘が舞い降りる光景をよく見に行きました。私にとっても憧れだったこの陸上自衛隊第一空挺団に所属する自衛官を父に持ち、「A級戦犯と呼ばれた人たちは戦争犯罪人ではない」との考えを示すなどこの「どじょう」さんの国家観、歴史観などその信条には、どことなく親近感を覚えていました。しかし、首相就任後、中韓に媚びるためにその信条を早々と封印してしまい、党内融和を優先するあまり、とんでもない素人を大臣に起用し、さらには小役人に踊らされて増税路線を突っ走るこの「どじょう」男の姿に、その気持ちはすっかり消え失せてしまいました。公務員給与削減や朝霞の公務員宿舎建設問題での野党の追求に対する慇懃無礼な国会答弁には怒りさえ覚えます。この「どじょう」は見限ることにしましょう。

 ところで、9/29 山から下りて、国会中継の録画を眺めていたら面白いシーンがありました。東日本大震災で被災した「病院などの医療施設の復旧費用」に対する国からの支援について、共産党の市田忠義氏が小宮山厚労大臣に質問していました。質問内容は事前に大臣に通知されているのですが、小宮山大臣は、後ろの席に座ったワイシャツ男に訊かないと答えられません。ワイシャツ男の言うことが理解できなかったのでしょうか・・?、個人の医療機関が自らの意思で改築・新築した医療施設についても「その費用は遡って国が支給する」と間違って答えてしまい大騒ぎになりました。医療機関の復旧費用のどこまでを国が支援するかなど、大臣として当然知っておくべき基本中の基本です。緊張のせいでしょうか・・、小宮山大臣は最近、答弁時に痙攣が生じるようですね。

「首無し」さんは、同日の質問に答えて「今まで官僚は行政官としての仕事の枠を超えて、政治に係わる仕事までしていた。これを是正するのが政治主導だ・・」とかっこいいことを言いましたが、素人大臣の皆さんでは、政治主導など夢のまた夢ですね。

                     

           どじょう        痙攣ばあさんとワイシャツ男              首無し




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