ご乱心「読売新聞」 エスカレートする偏向報道 2012.1.22
読売新聞は野田改造内閣が発足した13日夕刊に「一体改革へ態勢強化」、「岡田副総理司令塔」の大見出しを並べ、翌14日の朝刊では、「一体改革へ新布陣始動」、「首相消費増税に決意」、「岡田氏と二人三脚」と見出しを掲げて、突破力があると言われる岡田克也前幹事長を副総理に据えた新布陣に対して、消費増税実現に向けての期待感を露骨に示した。さらには、「ひるまずに前へ」と題した読売新聞政治部長の玉井忠幸氏の署名記事では、「君子豹変と宣言したその言葉通り党内融和へのこだわりを捨て社会保障、税一体改革実現への一点突破態勢を構築してみせた」とまるで北朝鮮や中国の宣伝部が使うような仰々しい表現で改造人事を絶賛した。 ところが、華々しく再登場した岡田氏は一体改革についての与野党事前協議の申し入れを野党からにべもなく拒絶されて、その突破力が早くも不発に終わり、身を切る改革が先だという世論の大合唱に抗しきれずに唐突に持ち出した8%の歳費削減の決意表明も、身内であるはずの輿石幹事長から「しません」の一言で切り返されてしまう。「身を切る改革」のメニュー作りが待ったなしとなった野田政権は、現行の小選挙区比例代表並立制を維持したままでの比例定数80削減という素人でも首を傾げてしまう安直な献立を提案するが、案の定、中小野党の猛反発を受けて立ち往生。焦った政府は、「独立行政法人40削減」、「特別会計6削減」の身を切る行革案をアピールするが、再編統合による数減らしが主体で、マニフェストに掲げた「全廃を含めた抜本的見直し」からはほど遠い改革であることが簡単に国民にばれてしまう。 テレビのニュースショー番組は、トンチンカンな政府の対応を一斉に批判する。ところが、読売新聞は野田政権の応援団長の立場を頑として崩さない。20日の社説には、「一体改革へ自公も歩み寄れ」との見出しを掲げて、政府の行き詰まりは野党の協力不足が原因だと言わんばかり。あげくは、「協議拒否 自民に世論の逆風」の見出しを躍らせて、最大野党への国民の反感を煽る作戦に出る。ニュースショーのコメンテータが軒並み踏み込み不足だと批判する行革案に対しても、「独法再編・・特会6減、宿舎売却 身を切る行革アピール」の見出しを掲げて行革案万歳の世論誘導を図る始末。この執拗さは、まるで某売国新聞にそっくりだ。
p1 原油輸入量削減を表明する 眼が〜、眼が〜、眼が〜 突破力不発 イオン君 財務省広報係長 安住君 ギブアップ どじょう君 トップページに戻る |