橋下、言い続けろ! 先人たちの名誉を守ろう!!   2013.5.26    



 「第二次世界大戦や朝鮮戦争、あるいはベトナム戦争当時に、日本だけでなくアメリカもドイツも、・・韓国も、女性を慰安婦として利用した。・・日本だけが世界から非難されるのはアンフェアだ・・」という橋下大阪市長の主張は間違ってはいない。

 5/26(日)朝、フジテレビの新報道2001は、渦中の橋下氏がゲスト、西尾幹二氏や宮家邦彦氏(キャノングローバル戦略研究所)などがコメンテータとして並んで、所謂「慰安婦問題に関する橋下発言」を取り上げていました。まず、冒頭近くでフジテレビ解説副委員長の平井文夫氏が一瞬だけ議論に割って入り「国内には慰安婦問題で韓国に同調しようとする勢力が存在しており、彼らが橋下発言の枝葉末節を取り出して日本攻撃の材料に使った。橋下発言が利用されてしまったのは残念・・」という趣旨(「 」は平井氏本人が使った言葉どおりではありません)の発言をするのを聴いて、韓国寄りと思われているフジテレビの報道局がこの問題を公平に捉えていることを知り、新鮮な驚きを感じました。橋下氏は沖縄駐留米軍の幹部に風俗業の活用を勧めたことについては謝罪・撤回をしましたが、「日本が国家として女性を拉致して慰安婦としたと世界から誤解され・・、日本だけが侮辱されるのはおかしい」との発言は変えていません。『自民党内閣の手による河野談話が問題の原点であり、6年前の安倍内閣が国会の質問趣意書に対して「強制」は無かったとする回答書を閣議決定しているにもかかわらず、外圧に屈して、いまだに世界の誤解を解消するに至っていない現状の責任は、すべて自民党にある』と正論を主張する橋下氏に対して、自民党を代表してゲスト出演しているはずの中山泰秀氏はまるで「幼稚園児」でした。支離滅裂で何を言っているのかわからない。やっぱりこの人物はバラエティ番組の方がお似合いかも知れません。共産党の笠井亮氏は左翼らしく問題を人権問題にすり替えて相も変わらず韓国代理人に終始し、何故か未だに民主党に籍をおく渡辺周氏もインパクトなし。やはり出色は西尾幹二先生でした。


 西尾氏は自身のブログ( 
http://www.nishiokanji.jp/blog/  ) の5/19付記事「慰安婦問題−−ポイントを間違えるな」で紹介している持論をまずぶつけて「旧日本軍は現地の女性に迷惑をかけたくないから高額で雇った日本人(当時は韓国も日本)の専門の女性を使った。沖縄の米軍にも風俗業を使えと勧めるのではなくアメリカから専門の人間を連れてこいと言うべきだ」という趣旨の発言をしました。これにはゲストの政治家たちも完全に沈黙でした。さらに『河野談話が日本軍の関与を認めているのは、当時すでに宮沢首相が慰安婦問題で韓国に謝罪をしてしまっていたので、辻褄を合わせるために「インドネシアでオランダ女性を慰安婦として使った事件」をわざわざ対象にして官僚が作文したためだ。この事件に関与した軍人は終戦直後の現地での裁判で有罪となって処刑されている。オランダ女性にかかわるものでしかも既に結着している事件を韓国への謝罪に持ち出す失敗を官僚が犯した・・」と河野談話の不当性を追求します。そして『韓国に対して言うのではなく米国に言うべき・・(ブログで西尾氏は「言葉が通じない相手(韓国)には−−100年前からそうでしたが−−何を言ってもダメなのです」と書いています)」の趣旨の発言をしようとするのですが、軽薄な政治家たちに発言を遮られて果たせずじまいでした。西尾氏の考えは「いま(慰安婦問題で)外交的に面倒なのはむしろアメリカであり、しかもアメリカ人には論理的に説明すれば分かってくれる人がまだいる。(終戦後に)日本に慰安婦施設をつくらせたのはGHQであり、アメリカが日本を非難する資格はない」、「アメリカに抗議しよう。反発するアメリカ人も出てくるが、その通りだ、分かったというアメリカ人もいるはずだ」というものです。5/14付の私の記事「・・一般のアメリカ人の理解を得よう」でも書きましたが、私は西尾氏の考えに全く同感です。日本人はこの問題に関して根気よくアメリカに発信を続けていかなければなりません。


 宮家邦彦氏は外交官出身らしく「当時のことを現在の価値観で評価することは適当ではない。当時のことを当時の価値観で判断するのは歴史家の仕事だ・・。慰安婦問題は韓中にとっての恰好の外交カードであり、この問題を解決させてしまいたくないというのが韓中の本音だろう・・」、そして世界に向けては「戦後の日本がやってきたことをしっかりと説明して理解を求める」のが本筋だと述べていました。これが標準的な考えだとは思いますが、私は敢えて橋下市長に「日本だけが世界から侮辱されるのはフェアでない」と言う主張を続けて欲しいと思います。この問題を女性の人権擁護問題にすり替える連中に騙されてはいけません。5/23付の「国連のヘイトスピーチ勧告、またもや朝日新聞の捏造だった」でも書きましたが、反日メディア分子は自らの意図どおりに大衆を誘導するためには記事の捏造など朝飯前です。これは日本と日本人の名誉がかかった問題です。安倍首相も参議院選挙を間近に控えた今は「立場が違う」と一時退避する作戦に出ていますが、本音は橋下氏と同じでしょう。橋下氏の発言によって安倍首相だけでなく日本の政界全体が橋下氏と同じ考えだと誤解されていると非難するノウタリンの輩もいますが、いまここで橋下氏がこの発言を撤回して懺悔をしたら日本の政治家は脅せば必ず屈するという烙印を押されてしまいます。これ程の屈辱はないでしょう。正しいことは、非難・脅迫を恐れずに主張すべきです。


 橋下氏は明日(5/27)日本外国特派員協会で「慰安婦発言」に関して記者会見を行う予定です。4/13の西尾氏の慰安婦問題に関するスピーチに続いて、橋下氏がこの問題で語れば、外国メディアはこぞって記事にするでしょうから、世界に強烈なインパクトを与えることができます。橋下氏は弁舌滑らかで喋り過ぎるきらいがありますが、西尾氏が指摘するように、きちんと事実を一つひとつ例にあげて「日本非難の不当性」をしっかりと主張して欲しいと思います。これがあらぬ濡れ衣を着せられている当時の日本人の名誉を守ることにつながります。橋下、頑張れ!!


 「新報道2001」の後一休みしてから、定番の反日番組「サンデーモーニング」にチャンネルを切り替えると、世論誘導コーナーの「風を読む」が流れていました。金子勝が締め括りの言葉として
「・・生活困窮者がいる・・認知症の人もいる。そういう現状に自民党の憲法草案は合っていない(適合していない)のです」と生真面目な顔つきで語りましたよ。この人の言葉って、本当に宇宙語ですよね。スピルバーグに聴かせてやりたい言葉だと思いませんか? アハ。


         

       幼稚園児           日本の至宝          宇宙語オッサン



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