売国政治屋イオン小僧 岡田克也(民主党最高顧問)    2013.3.9   



 8日付の読売新聞朝刊は、海上自衛隊護衛艦によるチャイナ海軍艦艇の監視活動に関連して、7日の衆院予算委員会で安倍首相は、自民党の萩生田光一氏の質問に答えて「(野田政権下では)過度にあつれきを恐れるあまり当然行われる警戒警備に極度の縛りが掛けられていたが、(安倍新政権では)内閣発足直後から前政権の方針を根本から見直した」と述べたと伝えている。海上自衛隊は野田政権発足当初、従来の政権と同様に必要に応じ、東シナ海でチャイナの艦艇に3km程度まで近づいて警備に当たっていたが、尖閣諸島を国有化した昨年9月以降、チャイナとの対立が激しくなると、野田政権の幹部から海上自衛隊に対して、警戒警備活動は目視できない距離からにとどめるよう指示があったという。この幹部は海自とチャイナ海軍が接近すると軍事的緊張が高まる恐れがあると判断し、チャイナ側に配慮したようだ。そのため海自は、15カイリ(28km)以上離れた海上からのレーダ監視にとどめていたという。とんでもない弱腰の幹部がいたものだが、同じ8日付けの産経新聞は、この幹部が当時の副総理、岡田克也氏であることを暴露した。


 産経新聞によると、野田政権による国有化宣言以降、チャイナ海軍艦艇が尖閣北方海域に常時展開するようになり、10月3日に当時の野田首相が岡田副総理、藤村官房長官、玄場外相、森本防衛相を集めて関係閣僚会議を開き、対応を協議した。岡田氏はチャイナを「刺激しないように」と発言、海自艦艇をチャイナ艦艇から15カイリ以内に近づかせないことも求めた。さらに驚くべきことに、岡田氏は、チャイナ艦艇の領海侵犯を黙認させるような対応も命じている。他国の海軍艦艇の領海侵犯に備えるためには先回りして領海内で待ち構えるのが常道だが、チャイナの艦艇が領海に入るのを確認するまでは、海自艦艇も領海に入らずに待機するよう指示していたという。


 産経新聞は、さらに岡田氏は「領空侵犯」への対応でも過度な自制を求めていたと書いている。再三にわたり領海侵犯を繰り返しているチャイナの海洋監視船「海艦50」はヘリを搭載でき、侵犯時にヘリが発艦すれば直ちに領空侵犯になるが、岡田氏はチャイナを「刺激するな、軽微な領海侵犯だから海上保安庁に任せればよい」と空自の戦闘機による緊急発進(スクランブル)の準備を認めなかったというのだ。


 これに対して安倍新政権は、防衛省や外務省から野田政権の対応について報告を受け、領海警備で対抗措置の強化を検討するよう指示し、海自はチャイナ艦艇との距離を3kmまで縮め、領海侵犯の恐れがある場合は、領海内で待ち構えて侵入を阻止する態勢に改め、さらにヘリ搭載艦が領海に侵入したときはスクランブルの準備に入るようにしたという。読売新聞は、チャイナ艦艇による海自護衛艦への火器管制レーダのロック・オンは、「監視態勢を従来のレベルに戻した」ことで、チャイナが「日本が挑発に出た」と受け取り、レーダ照射という威嚇行為に出た可能性があるとの防衛省関係者の見解を紹介している。産経新聞は、2月4日付の記事でも、岡田氏が領空侵犯したチャイナ機に対する「曳光弾による警告」も意図的に封印する指示を出していたと報道している。


 尖閣国有化宣言以降、チャイナによる挑発が極端にエスカレートした背景に岡田氏主導の「売国行為」ともいうべき、この弱腰対応があったことは間違いない。あと半年、この売国議員が副総理の座にあったら取り返しのつかない事態を招来していただろう。


 岡田克也は、業界からの政治献金も、支持者からの贈り物も受け取らず、政治信念を曲げない頑固だが清廉な政治家としてのイメージが世間では定着しているようです。東アジア外交でも「竹島が韓国によって『不法占拠』されている」とは、決して言わないことを信念とする一方で、東シナ海ガス田問題や尖閣でのチャイナ漁船衝突事件では、チャイナに対して強硬な発言をしていることから、巷間では一本筋の入った男とみる向きもあるようですが、とんでもない誤解だったようです。「急成長したジャスコの御曹司」で、国内やチャイナで多数の店舗を展開してボロ儲けをしている「イオンの総帥の弟」であることを理由に「金に汚い」、「対チャイナ軟弱政治屋」と批判されるのを回避するための方便として「清廉な対チャイナ強硬派」を装っていただけなのでしょうね。スーパー「岡田屋」の息子として商売上手の父親の生き様を目の当たりにして成長したこの男にとっては、持論の「多文化共生」も、即ち「商いのチャンス拡大」に過ぎないのかも知れません。


  
同じ8日付の産経新聞には、元駐タイ大使の岡崎久彦さんの寄稿文「訪米から見えた保守の優先課題」が掲載されています。岡崎さんは「安倍晋三首相の訪米は成功だった」とし、その背景には安倍内閣発足以来、見違えるほど士気が上がった官僚たちがあると分析しています。外務省、大使館だけでなく、TPPなどを担当した経済官僚、そして安全保障、沖縄問題を担当した防衛官僚が事前の準備や先方との折衝に百パーセントの能力を発揮して訪米成功に貢献したようです。不甲斐ない民主党政権下で完全にやる気を失っていた官僚たちが安倍晋三さんの登場で息を吹き返したのは、本当に頼もしいかぎりです。悪夢の3年半は、漸く終わったのです。この岡田克也を始めに売国議員が面を並べるこの無残な民主党を「連合」は未だに支持するというのですから呆れてしまいますね。


 それにしても「ルーピー鳩ポッポ」、「スッカラ菅」、「イオン小僧」と、総理や副総理の座についた途端に巷間の評価とは、全く異なる「実像」が露わになるのは何故なのでしょう。毎日、メディアの虚報に毒されている私たちは大いに反省しなければいけないようです。


 <巷間の評価を覆した「ゴメンナサイ」の皆さん>

                    
       ルーピー鳩ポッポ          スッカラ菅          イオン小僧




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