ここまでやるか・・アメリカの糞新聞NYT
                                                               2016.12.21   


 我が家の自称「晴れ女」のN子が、間違いなく「雨男」だと一方的に決めつけているプーチン露大統領が二日間の訪日を終えて帰国の途についた翌17日、左巻きの日本メディアは、「領土問題に進展なし」、「安倍外交の敗北」・・云々と、安倍批判の大合唱で喧しい。

 「海外メディアはどうかな?」と、何ヶ月ぶりかでニューヨーク・タイムズ(NYT)紙にアクセスしてみると、16日(米時間)付の記事は "Meeting Between Japan and Russia Ends with Stalemate on Disputed Islands" (日露会談は、島嶼問題については行き詰まり状態で終わる)のタイトルで、大フィーバーだ。記事は安倍外交を散々に貶(けな)した挙句、次の驚愕すべき一文で締めくくられており、久しぶりに笑い転げてしまった。

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・・・On the website of Weekly Gendai, a newsmagazine, a headline called the talks a "miserable result for the Northern Territories negotiations," adding, "Abe was taken advantage of by Putin." (・・・時事週刊誌である「週刊現代」のウェブサイトでは、見出しで会談を「北方領土交渉の惨めな成果」と称し、さらに「安倍はプーチンに利用された」と付け加えている)
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 「週刊現代」(講談社)といえば安倍晋三さんに対する激しい攻撃を売りものにする三文週刊誌で、その記事の知的水準は本邦の左巻きの新聞社が軒並み引用を憚(はばか)るほど低俗であることは良く知られている。安倍嫌いの代表格の糞新聞朝日でさえ、「週刊現代」の記事を本紙に引用することはない。これほど下品な週刊誌を引用して記事を書いたら、自らを知的エリートと錯覚している大勢の朝日コアの読者を一瞬にして失う可能性があるからだ。

 ところが、「クオリティ紙」であると世界的に評価されているはずのNYT紙は、この三文週刊誌を本文中に堂々と引用し、しかも自紙の記事を総括するフレーズを、まるまる引用した三文週刊誌の文章で埋め尽くしてしまうのである。もう爆笑を通り越して、背筋が凍りつく事態である。

 猪瀬知事の失言事件 朝日新聞もグルか?」など、このコラムでも何度も書いたが、NYT紙は糞新聞朝日の盟友ともいえる左巻き新聞で、その"安倍嫌い"ぶりは、つとに有名である。大手メディアの他紙には、安倍攻撃に使えそうな適当な記事が見つからなかったので、三文週刊誌にまで触手を伸ばしたのであろうことは容易に推察できる。

 このNYT紙の記事は、イノウエ マキコ と ウエノ ヒサコ の二人の日本人女性レポーターが原稿を提供し、東京支局長のモトコ・リッチ女史が文責を担っている。FCCJ(日本外国特派員協会)のHPに掲載されたプロフィールによると、リッチ女史は、ロス生まれ、父親が米国人、母親が日本人(北海道出身)のハーフで、フィナンシャル・タイムズ紙、ウォールストリート・ジャーナル紙のレポーターを経て、NYT紙の記者(経済、不動産、出版、教育が専門)となり、今夏にマーチン・ファクラー氏の後任として東京支局に着任したようだ。

 そのプロフィールで女史は、"・・・ Our audience now is truly global. So we're trying to think about how do you write a story that appeals to people in Asia and other parts of the world, and not just Americans.
" 【・・今や私たち(NYT紙)の読者はまさに地球規模ですから、アメリカ人だけでなくアジアや世界のその他の地域の人々にアピールする記事を如何にして書くかを考慮しようとしています・・】と抱負を語っている。世界に安倍首相の無能ぶりをアピールしたいという一心であったとしても、三文週刊誌の引用はクオリティ紙を標榜するNYT紙にとっては「禁手」だ。

 もっとも、前任の東京支局長のファクラー氏は、在任中に大手新聞社のインタビューで「・・日本のメディアの報道ぶりは最悪だと思います。・・読売新聞は、以前から期待などしていませんが、・・朝日新聞は、何をやっているのでしょう。もはや読む価値が感じられません。私が手にするのは、日刊ゲンダイ、週刊金曜日、週刊現代といった週刊誌です。いまや週刊誌の方が、大手誌より読みごたえがあるのです。・・」と語るほどの偏向ぶりですから、ファクラー氏の薫陶を受けた?・・はずのイノウエ マキコ と ウエノ ヒサコの両レポーターによる週刊現代の記事の引用は、確信犯的行為なのかも知れませんね。両レポーターとその上司のリッチ女史の仕事ぶりについては、今後しっかりウォッチしなければなりません。

 そして左巻きが昂じて、いまや "捏造常習新聞" に成り下がった糞新聞朝日に倣ってクオリティ紙としての矜持を保てなくなったNYT紙には、「アメリカの糞新聞」という称号を授与したいと思います。

 憶測だらけの陳腐な内容の駄本に「安倍政権にひれ伏す日本のメディア」などと、センセーショナルなタイトルをつけて印税の荒稼ぎを企むファクラー氏の生き様をみていると、NYT紙は、まさに「糞新聞」と呼ぶに相応しいという思いを新たにします。AHA!

                     
        糞新聞の前東京支局長             現東京支局長



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