水道管の水漏れの修理       2015.7.3    



<プロローグ>

 水洗トイレのタンク横の床面にカビが生えて薄黒く汚れているをN子が見つけました。タンクへの注水用の水道管の結合箇所(p1)からほんの僅かだが水漏れが生じているのが原因のようです。水道の蛇口・洗面台の配管・水洗トイレのタンク等の水漏れや温水洗浄便座の取り付けなど水回りの工事は、業者を呼ばずに「まずは自分でやる」ことを原則にしているので、今回も、とりあえず自力で修理することにしました。

   
    p1 水道管の水漏れ箇所


<修理手順>

【パッキンの調達】

(1) 「水漏れ」の原因は、水道管結合部の「パッキンの劣化」によるものと推定し、まず結合部のオス側の配管の外径
   をノギス(注1)で測定します(p2)。外径は、20.5mmでした。

   (注1) 百円ショップのプラスチック製のノギスで十分です。


(2)
 次にネットで、外径20.5mmの配管に適合するゴム製パッキンを調査すると、外径18.5mm、内径11.5mmの「呼
   13」と呼ばれるタイプが使用できることが分かります。


(3)
 近所のDIYショップで上記(2)のパッキンを探します。予備を含めてもパッキンは2〜3個あれば十分ですが、店に
   は「20個入り」と「100個入り」の袋詰めしか売られていません。やむなく、¥219(税別)の「20個入り」(p3)を購入
   しました。(後で調べたところ、通販で売られている「パイプパッキンセット 呼び13万能ホーム水栓用PP432-1S
   -16 ¥183] が、今回の水道管にジャストフィットするようです)

       
    p2 水道管の径の測定     p3 購入したパッキン

 

【パッキンの交換】

(1) まず水道メータの近くに配置されている水道の元栓(p4)を閉めます。


(2)
 次に水漏れしている結合部を締結しているナットをモンキースパナで緩めます(p5)


(3)
 ナットを水道管に沿って引き上げると、パッキン(p6)が現われます。

           
   p4 水道管の元栓を閉める     p5 ナットを緩める      p6 パッキンが現われる 


(4) 水道管のもう一方の結合端のナットをスパナで緩め(p7)、水道管を上方に引き上げて外します(p8)


      
   p7 他方のナットを緩める     p8 外した水道管


(5)
 パッキンを外すとゴム製パッキン(元のパッキン)が、かなり「くたびれて」いました(p9)。これを新しいパッキ
  ン(p10)に交換する必要があります。新しいパッキンは厚さが元のパッキンの約半分ですから、新しいパッキンを2枚
  重ねにして水道管に嵌めます(p11)


         
     p9 古いパッキン      p10 新しいパッキン     p11 パッキンを水道管に挿入


(6)
 二箇所のナットを元通りに締めて修理完了(p12)です。元栓を開いて水漏れの確認をすると、確かに水漏れは止り
   ました。修理費用は236円。修理時間は写真撮影時間などを含めて約20分程度(パッキンの調達時間は除く)でした。


   
     p12  修理完了


<エピローグ>

 ネット情報によると、業者に依頼した場合の「水漏れ修理」の料金は、最も安価と言われる「蛇口のパッキン交換」の場合でも、修理代1000円+出張費4000円の少なくとも5000円を請求されるのが普通のようです。自分で修理するのが一番ですね。



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