あの梶原康弘(兵庫5区)が、また小選挙区から出馬するって?          2017.10.9   


 2012年末の民主党断罪選挙で、まさに「断罪」されて落選し、2014年の総選挙では小選挙区からの立候補が叶わず、比例近畿ブロックで出馬して再び落選した民進党の梶原康弘氏(以下「梶原」という)が来る衆院選で話題の「希望の党」から出馬するというウワサだ。

 自身のブログで、憲法改正にも、自民党が成立させた安保法制に対しても批判的立場にあり、外国人地方参政権には肯定的であることを主張し続けてきた左巻きの梶原が、驚くべきことに自らの主張と真逆の政治思想を持ち、一部の人々から「極右」とも評価されている「緑のタヌキ」こと小池百合子婆さんが率いる希望の党に鞍替えして出馬するらしい。

 希望の党の公認を受けるためには、巷間で「踏み絵」と呼ばれている政策協定書にサインした上、「みかじめ料」とも称される xx万円 を納める必要があると言われている。協定書には自身の主張に反する「憲法改正・安保法制を支持し、外国人への地方参政権付与に反対する」旨が明記されているにも拘わらず梶原は自らの政治信念をあっさり曲げてサインしてしまったのだ。

 そう言えば、 http://zenjirosan.web.fc2.com/kajiwara.html でも書いたとおり、梶原には、政治信念よりも自らの保身を優先させる習性があるのだ。都知事選、そして都議選と圧勝を続け、国民的な人気を集めている「緑のタヌキ」に抱きつけば、国会に復帰できると踏んだのかもしれないが、兵庫県の有権者は「新しいもの好きで、自分を良識派と勘違いしている東京都民」と違って極めて冷静だ。

 梶原には、JR西労組の支援を引き続き受けられる目算もあるのだろうが、労組の支援を受けることは、「しがらみのない政治」を唱う希望の党の設立趣旨に明らかに反しており、有権者はこの大きな矛盾にも気がついている。

 「緑のタヌキ」は、希望の党の設立会見で「日本の心を守っていく保守」だと宣ったが、党内には梶原のほかにも、階猛、山井和則、袖木道義、玉木雄一郎など、民進党から「当選目当て」で「俄引っ越し」した左巻きのガラクタ議員が溢れている。看板だけは変わったものの中味は、出来損ないの民進党なのだ。選挙が終われば、ガラクタ議員が謀反を起こし「即、解党」して元の民進党に逆戻りということにも成りかねない。

 自らの保身のために、いとも簡単に政治信念を曲げてしまうような軟弱で、かつ利己的で、しかも「しがらみ」だらけの政治屋に日本の将来を託すことなどできないだろう。



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