反日記者 Hiroko Tabuchi(田淵広子)にはめられた猪瀬都知事
                                   
 2013.4.30
 
 



 「善次郎」が大好きだった昭和天皇の誕生日である29日、2020年オリンピック大会の東京招致運動を進めている猪瀬都知事が、ニューヨークタイムズ(NYT)紙のインタビュー中で、他の立候補都市の批判や比較を禁じたIOCのルールに反して、イスラム諸国について「ケンカばかりしている」と発言し、IOCがルール遵守の声明を発する事態になっているというニュースが流れた。

 早速、ネットでNYT紙の問題の記事にあたってみると、Ken Belson記者の署名があるものの記事の末尾に " Hiroko Tabuchi contributed reporting " とあったことから「猪瀬さん、嵌(は)められたな」と直感した。Hiroko Tabuchi(ネット上では、しばしば田淵広子と漢字書きされている。以下「田淵」という) は神戸生まれ、2008年にNYT紙の東京支局に採用されているが、それ以前にAP(Associated Press)のレポータとして3年、ウォールストリートジャーナル紙の東京特派員として1年のキャリアがある。私が初めて田淵の存在を知ったのは、APのレポータ時代に田淵が書いた慰安婦問題や南京事件に関する記事である。徹底的に日本を罵倒する、それこそ吐き気を催すような内容の記事だったので、おそらくチャイナ系やコリア系のレポータが原稿を書いているのだろうと、記事の末尾を確認したら Hiroko Tabuchi contributed ・・・・ と書かれていて仰天した記憶がある。かってNYT紙の東京支局には Norimitsu Onishi(大西哲光? 以下「大西」)というカナダ国籍の札付きの反日記者(千葉県市川市国府台の在日韓国・朝鮮人居住区で生まれ育ったという噂もあるようだが定かではない)がいて、日本を貶める記事を散々に書きまくったが、大西がジャカルタ支局に転籍するのと入れ替わりの形で、反日記事を書く新たな担い手としてこの田淵が登場している。田淵も筋金入りの反日記者である。


 ここぞというタイミングでたたみ掛けるように次々と記事を書いて反日の波状攻撃を掛けるのが、田淵の特徴だ。トヨタ車のブレーキの不具合とプリウスの急加速問題では、トヨタ車への疑念が浮上して日本でも問題として認識され始めた2010年1月から僅か3ヶ月の間にトヨタ車問題に関して20本以上の記事を書いている。2010年3月5日には「日本では、トヨタ車のオーナーは急加速問題での救済をほとんど受けられない」と題する記事で、「サカイ」という名前の64歳のお婆さんを登場させている。お婆さんの車(カローラ)が暴走してベンツ車とタクシーに衝突して大破したが、警察はお婆さんが強く否認しているにもかかわらず「誤ってアクセルペダルを踏み込んだ」と書いた調書へのサインを強要したと言うのだ。こんな有様だから日本では、プリウスの急加速問題が顕在化しないのだ・・と、田淵は読者に思わせてトヨタを攻撃する。まるでヤクザのやり方だ。
http://www.nytimes.com/2010/03/06/business/global/06toyota.html )

その後の調査で「プリウスの無罪」が確定しても、確信犯である田淵は「書き過ぎた」などの反省は一切しない。3年後のボーイング787のバッテリーの発火事故に関する田淵の記事をみれば分かる。田淵はGS−ユアサのバッテリーが真犯人だと決めつけて執拗に記事を発信する。「過充電」と「過大電圧印加」の技術的違いも理解していないと思われる田淵だが、得意の波状攻撃を仕掛けるのだ。トヨタに対する攻撃と全く同じやり方だ。三菱車のアウトランダーでもGS−ユアサのリチウムイオンバッテリーが火を吹くと、専門家が「両者は、設計も製造プロセスも異なる」とコメントしているにもかかわらず両者には「関連がある」と思わせる記事を書くのである。


 反捕鯨の信奉者である監督が作ったドキュメンタリー映画 ”The Cove ”の上映が、一部の右翼団体によるいやがらせを懸念した映画館による「自粛」によって取りやめになった。田淵は早速、これをネタにして、「日本では推定10,000人ほどの右翼によって、皇室、少数民族の権利、過去のアジア地域に対する占領支配、第二次世界大戦における国家の役割、さらには右翼と密接に結びついた組織犯罪などに対する自由な言論が封殺されている」と仰々しく喚く(わめく)のである。毎日のように三文週間誌の新聞広告を眺めている日本人であれば、日本にはタブーなど存在しないことを誰もが知っている。皇太子殿下を名指しで批判する不埒(ふらち)な輩まで存在するのが日本だ。しかし、何の予備知識もない外国人が田淵の記事を、一流紙と呼ばれるNYTの紙面で読めば、おそらく信じるだろう。日本を貶めて「快楽」を貪っている田淵は、日本にとって極めて危険な人物なのである。
http://www.nytimes.com/2010/06/19/world/asia/19dolphins.html )


 田淵は東北大震災後の原発事故報道でピューリツアー賞の候補の一人に選ばれている。震災後、海外メディアの多くは、東北人の沈着・冷静で規律正しい行動を賞賛し、被災者との絆による日本人の行動に感情移入した記事を発信している。しかし田淵の記事には、そのかけらも見られなかった。屋根が吹っ飛び、放射能漏れを起こした原発の危険性を連日、大袈裟に報道し続け、政府が「収束」宣言を出した後も執拗に危険性を煽った。これは、その後の田淵による「反原発運動」の誇張報道に引き継がれている。

 昨年9月に安倍晋三さんが自民党総裁に選出されると、待ってましたとばかりに「安倍は短命だった前任期中に、平和憲法の改憲に向けて動き、アジアの女性たちを強制的に性奴隷(sexual slavery)にしたことを否定し、さらには教科書を改訂(日本の戦時における史実を隠蔽)してチャイナやコリアの怒りを買った」と吹聴する。「反原発」と「性奴隷(田淵は「慰安婦」という造語は使わず、「性奴隷」を好んで使うようだ)に対する責任追及」が田淵の二本柱である。いってみれば、社民党の瑞穂ちゃんが記者の肩書きで、ペンを握っているようなものだ。「タチが悪い」とは、この田淵のような人間を言うのだろう。
(  http://www.nytimes.com/2012/09/27/world/asia/japans-opposition-picks-shinzo-abe-as-leader.html ) 


 話は戻るが、猪瀬知事に対するインタビューは、知事が招致運動のためにニューヨーク市を訪問していた4月16日(現地時間)に現地で行われ、東京支局員でスポーツ担当のKen Belson記者のほかに、この田淵が同席して行われたという。ところが、インタビューの内容はいっこうに活字化されず、10日以上経過して初めて猪瀬知事を批判する形で記事にされた。記事が掲載された26日は、丁度、安倍内閣の閣僚や多数の国会議員が春の例大祭に合わせて靖国神社を参拝したことを受けて、NYT紙が「日本の不必要なナショナリズム」と題する社説を掲げて日本叩きを始めた時期と重なる。どう考えても作為的だ。日本語も堪能なBelson記者と日本語ペラペラの田淵が、わざわざ通訳を介してインタビューしたというのも胡散臭い。猪瀬都知事は完璧に田淵たちに嵌められたのだ。日本人の女性記者だからと、気を緩めたとしたら、猪瀬さん、甘すぎましたね。


     
      私って、悪女かしら?  
 




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