メディアの深い闇(献金問題を報じない朝日新聞・NHK)  2011.7.28



 菅直人首相の資金管理団体「草志会」が北朝鮮による日本人拉致事件の容疑者の親族が関係する政治団体(政権交代をめざす市民の会、以下「めざす会」)に多額の献金をしていた問題に関しては、産経新聞、夕刊フジと、一部のテレビの報道関連番組(関西テレビの「スーパーニュースアンカー」、テレビ朝日の「たけしのTVタックル」など)が取り上げるだけだった。読売新聞も7/8付で自民党内にこの問題を調査するプロジェクトチームが発足したことを短く伝えた後は、自民党の古屋圭司氏が7/19の衆議院予算委員会でこの問題についての質問を行ったことを7/20付で報じただけだったが、上層部の許可が漸く出たのか・・? 今朝(7/28)の朝刊で政治部の塩見、池田の両記者と、社会部の十時記者の署名入り記事を掲載し、この問題が「菅政権の新たな火種になってきた」と初めて大きく伝えた。

 ところが、もう一方の大新聞である朝日新聞は、この問題についての「マスコミの沈黙」がネットや週刊誌で話題になり始めた後の7/8になって初めて時事通信社の短い配信記事をそのまま載せ、その後は拉致被害者家族会の増元照明事務局長が参議院予算委員会に参考人として出席し、菅首相に対する不快感を伝えた翌日(7/22)の朝刊に、自社の記事ではなく、再び時事通信社の配信記事をそのまま掲載しただけである。KHKテレビに至っては、ニュース報道のキー番組である「ニュース7」と「ニュースウオッチ9」で一度もこの問題を報じていない。

 
  菅首相による献金は「めざす会」の人件費として使われており、創価学会よりも凄まじい選挙運動をすると言われている「めざす会」に運動資金として提供されたものだろうという推測が巷間ではなされている。自民党の平沢勝栄氏は「公職選挙法では決められた費用しか使えないし、使途の内訳は選管に届け出なければならない。草志会が直接渡すと買収行為になるので、『めざす会』をいったん迂回したわけで、だとすれば、完全なる脱法行為です。・・・事実が明らかになれば、菅総理は当然、公職選挙法違反に問われることになる」(日刊さいぞー)と語っており、自民党はこの献金問題を理由に含めて首相問責決議案を参議院に提出する方向で検討を進めている。(読売新聞)

 
  この問題は終盤国会での大きな焦点になるとみられているが、何故、朝日新聞やNHKはこの大事件を国民に伝えないのか? 自民党政権時代には、首相が演説で「漢字を読み間違えた」とか、・・大臣が「顔に絆創膏を貼って登院した」・・とか、些細なことまで報道のネタにして世論誘導をした大新聞や大放送局が、いま何故沈黙してしまうのか? 産経新聞によると「めざす会」の政治団体である「市民の党」が事務所を構える東京都千代田区平河町の龍伸ビルは、龍伸興業会長で朝鮮総連の有力者だった故具次龍氏の所有物だったという。「市民の党」は、北朝鮮による拉致実行の容疑者として国際手配されている人間の親族で、しかも金日成思想を叩き込まれた人間が所属しているだけでなく、朝鮮総連をも通じて北朝鮮と深いつながりを持った団体なのだ。事件に朝鮮半島が関わることが判明すると、途端に筆が鈍ってしまうこのメカニズムを背後から動かしているものは何なのか・・? 

 
  私たちの血税を原資とする政党助成金から巨額の資金を反日極左政治団体に提供しておきながら、その団体が何者か知らなかったとうそぶく、さらには自らの延命の手がかりとするために中井洽議員を北朝鮮高官と接触させておきながら、全く関知していないとしらを切るケツメド宰相。国民を利する正しい情報を適時に提供するというメディアの使命を放棄して、自らの利益のために情報を隠蔽する朝日新聞/NHK。この連中は高速鉄道の事故でその隠蔽体質を批判されている中国共産党政府と、国民に対する不正義という悪辣さでは何の変わりもないと思います。いや、世論を気にするという点では、中国の隠蔽オヤジの方がまだましかも知れませんね。

                        どっちの方がワルですか?     

            ケツメド宰相                                    隠蔽オヤジ   
  


                     トップページに戻る






  
  







































inserted by FC2 system