糞新聞朝日:懺悔もできず、落とし前もつけられず、
開き直るだけ            
   2014.8.5
 
 



 立秋目前の5日、ノロノロと北進する台風11号の影響で、太平洋から湿った暖気が日本海の停滞前線に向かって激しく流れ込み、西日本は相変わらずのムシムシ陽気だ。朝一番からやっつけ仕事で作成した原稿を要求元に送り込んだ16:00過ぎ、いつものようにネットのMSN産経ニュースをチェックしていると、『朝日新聞、慰安婦問題で一部反省 吉田証言「虚偽と判断し記事取り消します」』の表題が目にとまった。記事には朝日新聞が5日付朝刊で慰安婦問題の特集を組み、これまでの慰安婦報道での誤報を一部認めたとあった。


 発行部数の激減という現実に直面して、糞新聞朝日がとうとう「懺悔」するところまで追い込まれたか・・。とにかく記事を読んで見なければ・・ と、近くのローソンまで走って、何年ぶりかで大枚150円を支払って、この糞新聞を手にする。一面には、確かに執行役員(コンテンツ統括・編集担当)の杉浦信之の署名記事が載っているが、その表題は「懺悔」にはほど遠い、この期に及んでも読者に説教を垂れようと意図する「開き直り」の言葉『慰安婦問題の本質 直視を』だった。


 大阪13版の28面/29面の「読者の疑問に答えます」というタイトルをつけた記事の最下段に「読者のみなさまへ」という見出しの小さな枠を設けて、その枠の中に「吉田氏が済州島で慰安婦を強制連行したとする証言は虚偽だと判断し、記事を取り消します・・」と、ボソボソと記事取り消しの宣言をする一方で、「女史挺身隊は・・『女史勤労挺身隊』を指し、慰安婦とは全く別です。当時は慰安婦問題に関する研究が進んでおらず、記者が参考にした資料などにも慰安婦と挺身隊の混同がみられたことから誤用しました」と虚偽報道は自分のせいではない、当時の研究が未熟だったからだと開き直る。さらには、宮沢首相の訪韓のタイミングに意図的に合わせて慰安所管理に軍の関与があったことを示す資料の存在を暴露して政治問題化させた事件や植村隆記者による記事捏造に関しては、ぐたぐたと言い訳を書き連ねた上で完全否定し、あげくは「誤報は他の新聞社にもあった」とまで言い出す始末だ。確かに秦郁彦氏などの研究者や産経新聞、読売新聞にも過去に間違いはあった。しかし、正しい情報が明らかになった時点で、その誤報を正している。20余年もの永きに渡って意図的に虚偽を隠蔽してきた糞新聞とは決して同列ではない。この辟易するほどの自己主張の醜悪さが糞新聞の「クソ」たる所以なのだ。


 そして、1面で糞新聞は、とんでもない論理を展開するのだ。

 ・・一部の不正確な報道が、慰安婦問題の理解を混乱させている、との指摘もあります。しかし、そのことを理由とした「慰安婦問題は捏造」という主張や「元慰安婦に謝る必要はない」といった議論には決して同意できません。被害者を「売春婦」などとおとしめることで自国の名誉を守ろうとする一部の論調が、日韓両国のナショナリズムを刺激し、問題をこじらせる原因を作っているからです。・・・  戦時中、日本軍兵士らの性の相手を強いられた女性がいた事実を消すことはできません。慰安婦として自由を奪われ、女性としての尊厳を踏みにじられたことが問題の本質です・・・ 

 ここまで開き直られては・・唯々、あきれるばかりだ。


 朝日新聞が犯した大罪は「誤報でした。記事を取り消します」で片づくものではない。国民がいま朝日新聞に期待しているのは、記事の取り消しや謝罪ではない。「落とし前」をつけてもらうことだ。世界の人々に向かって慰安婦問題での日本に対する誤解を朝日新聞が正すことなのだが・・。5日付の記事を読む限り、「落とし前」どころか、嘘にウソを重ねて地獄に墜ちるのがせいぜいのようですよ。この糞新聞は。アハ。


 150円返せ!!!


    
    8月5日付の開き直り記事




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