有馬富士(374.0m)   所在地:兵庫県三田市   地形図:1/25000 三田、藍本  ルートMAP 



< イントロ >


 予報では気圧配置が今日から厳しい冬型となり、明日はこの冬一番の寒さとなるようだが、朝から見通しもまずまずなので、兵庫100山の一つでありながら、未だ写真も撮ったことがない有馬富士(p1)にカメラ持参で登ることにする。車を使うと有馬富士公園の駐車場から山頂まで往復して1時間で終わってしまうので、今日は自宅から歩いてみることにする。片道で12〜15kmと思われるので5〜6時間で往復できるはずだ。

  テレビのニュース番組は、一昨日、財源のないまま法人税の5%低減を決断した管首相が、昨日は長崎県との事前調整も無いまま、諫早湾の干拓訴訟の上告断念を決めたことを伝えている。女房役の官房長官はこれが首相のリーダシップだと喧伝する。確固たる戦略や方針も無く、根回しも全くせずにこれほど重要な案件を行き当たりばったりで決めていく。これが市民運動や学生運動を経験した菅や仙谷の政治手法なのか・・。能力不足の人間は早々に後進に道を譲って、自身の能力の及ぶ範囲内で何らかの社会貢献をしながら、世間様には迷惑を掛けずに静かに余生を送るべしというのが、私の持論なのですが・・、北風にあたって頭を冷やしながら持論を再考してみましょうか?

時 : 2010年12月15日(水)     天候 : 晴れ

コース :三田市 → マックス →  福島大池 →林の生態園→ 福島大池東端 →   山頂  →福島大池北端→ 自宅

     自宅      バリュー   西端                   登山口

         11:25  12:05/12:15  13:05   13:09/13:30  13:40      14:10/14:15  14:40   16:25


< 有馬富士公園へ >

 丘の上の団地を降りて、北に向かう。途中、消防署の向かいにあるスーパーで弁当を調達する。武庫川沿いのこのあたりからは、これから目指す有馬富士や城ケ岡、金毘羅山、羽束三山、虚空蔵山(p2)などの三田市域の山々や大岩ケ岳などの宝塚市との境界付近の山々はもちろん、とんがり山(p2)や白髪岳などの篠山市域の山々も遠望できる。

 武庫川沿いのジョギング道をJR新三田駅方向に歩き、大原の工業団地で国道176号線出て、JR新三田駅東側の交差点から県道570号(有馬富士公園線)の左側の歩道を東進する。なだらかな傾斜の歩道を登ると左手に「福島大池」方面への道標(p3)があり、左に入る。福島大池に繋がる沢に沿った車も入れる幅広の農道を一頻り歩くと有馬富士公園内にある福島大池の西端に到達する。池の北側には端正な有馬富士(p1)の姿が望める。


     

  p1 福島大池と有馬富士       p2 虚空蔵山、とんがり山      p3 県道570号沿いの道標


< ゴーイングアップ >

 大池の南側に設置された「林の生態園」のテーブル付きのベンチで昼食とする。集音マイクを持った野鳥観察のグループ、大きな高級カメラをぶら下げ三脚を抱いたシニアのハイカー、野草観察が趣味らしい男女混成の高年ハイカーチーム、犬を散歩させているご婦人、今日も有馬富士公園は、憩いの場所になっているようです。

 福島大池の東側を回って、登山道の表示板(p4)から山道に入る。5分ほど歩くと右手に駐車場が現れ、その奥に芝生広場(p5)がある。現在の有馬富士公園が整備される以前は、隣りの駐車場に車を停めて、子どもたちとよくボール遊びをしたところである。現在でも土・日・祝日には市民に開放されているようである。福島大池側からは「・・の道」と命名された複数の登山道があるが、今日は「フィトンチッドの小道」から「わんぱく砦」を経て山頂に向かうことにする。

  
   p4 登山口の道標           p5 芝生広場

 「フィトンチッドの小道」へは、芝生広場の北側に設けられた案内板から舗装道路を右に進み、左手の丸太を打ち込んだ階段状の山道(p6)に入る。少し歩くと山腹に設けられた林道に出て、林道を跨いだ山側に「フィトンチッドの小道」の道標(p7)がある。このコースは、登山道がスギやヒノキの林を抜けるため日差しの強い季節に、太陽の直射を避けることができる。

  
p6 芝生広場からフィトンチッドの小道へ  p7 フィトンチッドの小道の道標

 一頻り登ると休憩所がある広場に出る。道標(p8)に従ってさらに登ると「わんぱく砦」と名づけられた岩場(p9)に出る。傾斜は急だが、足場はしっかり確保でき、ロープや鎖は設けられていない。この時期は岩の上に落葉が堆積して滑りやすいので注意して登る。一息ついて振り返ると、南側に素晴らしい眺望が開けている。大岩ケ岳や大峰山(p10)から、遠く三木の雄岡山や雌岡山まで遠望できる。岩場の直ぐ上が山頂で、登山口から丁度、30分である。

  
    
   p8 山頂への道標          p9 わんぱく砦        p10 大岩ケ岳、大峰山(後方)



< トップ >

 
 四等三角点のある山頂(p11)は、雑木に囲まれ、北側の千丈寺山や峰ケ畑は木枝の間から確認できる。西側の登山道に出ると、西光寺山、和田寺山、虚空蔵山(p12)、とんがり山、白髪岳(p13)などが遠望できる。

      
    p11 有馬富士山頂            p12 和田寺山(中央左)、虚空蔵山(右)   p13 白髪岳(中央後方)
                     西光寺山(後方左)

< ゴーイングダウン >


 下りは、西側の登山道を降りる。岩場の急傾斜の道を下る。途中から丸太を打ち込んだ階段状の道に変わる。ジャケットを脱ぎ、汗を拭きながら白いカッターシャツで登ってくる30代と思える登山者に遭遇する。「あとどの位ですか?」と丁寧な口調で訊かれ、いつもの癖で「もう、直ぐですよ」と言ってしまう。嬉しそうに笑う。ハイカーとはとても思えない格好。車でこの公園に遊びに来て、急に登る気になった人のようだ。山中で遭遇したのは、この一人だけである。林道まで降りたら左に進み、さらに分岐(p14)を右に進むと福島大池の北端に下りられる。

  
 p14 右側へ進むと福島大池


< 帰路 >


 福島大池の西端から来た道を戻る。途中、県道570号沿いの歩道は歩かずに、城ケ岡の南側にある八幡神社の鳥居の前を抜けて農道を西に進み、城ケ岡霊園の南側を通って東野上に出る。自宅まで丁度、5時間のエクササイスでした。




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