哀れ毎日新聞、いよいよ橋下の餌食か?         2013.6.1    



 関西地方が梅雨入りして4日目の5/31、珍しく朝一番からカラットした陽気の快晴だ。溜まった仕事にもケリをつけたので今日は山に入ろうと、支度をしながらネットで新聞をチェックしていたら毎日新聞デジタル版で「橋下市長問責否決:市民不在、冷めた声」と見出しを掲げた記事を見つけた。「冷めた声」とは・・何だろうと記事を眺めると、会社員の青山さんの言葉を紹介して『・・出直し市長選の可能性に言及した松井一郎大阪府知事についても「橋下市長を守り、市議会をけん制する狙いがあったようだが、単なる駆け引きだ」と冷ややかだ』と書いている。青山さんが実在し、本当にこのように語ったとしても一市民の声を「橋下陣営に対して冷ややかだ」と論評して、その「冷ややか・・」を記事の「見出し」として登場させてしまうのだから明らかにやり過ぎだ。毎日新聞も尋常ではない。


 山から下りて、改めて毎日新聞デジタル版にアクセスすると、あるわ、あるわ橋下批判の記事が次々に出てくる。5/31の18:00の時点で「毎日jp」のサイトに掲載されていた「反橋下」寄りの記事は、次の11件に昇った。

 @橋下市長問責否決:公明、参院選への影響懸念で

 A橋下・大阪市長:市議会、問責を否決

 B特集ワイド:続報真相 橋下氏弁明 倫理で失速、建前に失笑「うそついてるわ」追求に守勢

 C共に生きる・トブロサルダ:大阪コリアンの目/116/大阪

 D橋下・大阪市長:市議会、問責否決 公明が反対、出直し選回避

 E松井・大阪府知事:米国へ予定通り視察へ

 F橋下・大阪市長:慰安婦発言、問責否決 「党利党略」「駆け引き」 市民不在、冷めた声

 G橋下・大阪市長:慰安婦発言 ノーベル平和賞受賞の女性5人が非難 撤回・謝罪求める

 H橋下・大阪市長:慰安婦発言、市議会が問責を否決 公明が一転反対

 I橋下市長問責否決:公明、参院選への影響懸念で(内容は@に同じ)

  J橋下市長問責否決:市民不在、冷めた声(内容はFに同じ)


 同じ時点(18:00)で、読売新聞電子版の橋下関連記事は、僅か4件だけであるから毎日新聞の異様さは際だっている。特に、「特集ワイド」の『続報真相 橋下氏弁明 倫理で失速、建前に失笑「うそついてるわ」追求に守勢』という見出しは、三文週刊誌と見間違えるような過激さだ。


 村山談話に「しっくりきていない」という自民党政調会長の高市早苗氏の発言を餌にして、毎日新聞など橋下嫌いのメディアがよってたかって、橋下市長から慰安婦問題に関する失言を意図的に引き出し、これを大々的に報道して事件を煽り、さらには騒動を終わらせまいと延々と橋下批判の記事を書き続ける。ジャーナリストの風上にも置けない卑劣な行動をとっておきながら、この記事の冒頭で毎日新聞は『橋下徹氏は、政治家として一体何がしたいのであろうか−−。橋下日本維新の会(大阪市長)による従軍慰安婦に関する発言から騒動が延々と続いている。慰安婦発言は依然撤回されないまま、橋下氏は市長選で信を問う作戦までちらつかせた』としゃあしゃあと書いている。そしてこの記事の中身がまた凄い。どこぞの週刊誌なみだ。(6/1現在でも記事はネット上に残っていますので、ご覧ください) こんな記事を読んだのでは橋下氏も正常な心理状態ではいられないだろうと橋下氏のツイートをチェックしたら、案の定、橋下氏は5/31午前中に30件近いツイートを発信して毎日新聞を批判している。


 橋下氏は当然のごとく、毎日新聞の記事の「見出し(タイトル)」の異様さを批判する。『毎日新聞の記事は客観的事実であるべき「報道」と主観的見解である「論評」が全く峻別されず、「論評」で見出しを作っている』と語る橋下氏に私も同感だ。そして橋下氏は、5/30付の記事『慰安婦発言「誤報」の主張:橋下氏に反論する』を書いた大阪編集局長の若菜英晴氏をこきおろす。5/13午前の橋下氏の囲い込み取材をもとにした5/14付毎日新聞朝刊の記事の見出し『「慰安婦は必要」波紋 橋下氏発言」を誤報と主張した橋下氏に対する反論記事に対して、橋下氏がツイートで再反論したものだ。この若菜氏の反論記事は傑作だ。「一文だけ聴いてそこだけ記事にするのではなく、文脈を理解して報道すべきだ」と主張する橋下氏に若菜氏が反論するくだりには吹きだしてしまう。「5/14の橋下氏との一問一答の全体や文脈から何が伝わったか・・」と前置きして、あの常識はずれの記事ばかり書く極左新聞「琉球新報」の社説の一節を持ち出して、それに「同感である」と書いているのだ。「若菜氏よ、あえて言う、バカか」と言う橋下氏の気持ちが良く分かる。ツイートを読む限り、反論合戦は橋下氏の方が筋が通っているように私には思える。


 橋下氏に屈服した前科がある朝日新聞は外国特派員協会での橋下氏の弁明以降、激しい橋下批判は避けてきたようだが、毎日新聞の形振りかまわぬ攻勢の姿に刺激を受けたのか6/1付社説「慰安婦発言 − 橋下氏の責任なお重い」で大阪市議会の騒ぎの責任が橋下氏にあると決めつけて、戦闘モードに入るタイミングを見計らっているようだ。さらに『慰安婦問題、国連委が勧告「日本の政治家が事実否定」』の見出しで国連の拷問禁止委員会が「日本の政治家や地方の高官が事実を否定し、被害者を傷つけている」とする勧告をとりまとめたことも記事にしている。5/22付で朝日新聞が伝えた「国連によるヘイトスピーチ勧告」が朝日の捏造だと批判された反動からか、珍しくこの記事は全文を無料で読むことができ、勧告文の英語版まで添付されている。国連から日本の政治家の発言が問題視されていると、また騒ぎ立てようという作戦だろう。この「拷問禁止委員会」のメンバー国は、モロッコ、イタリア、モーリシャス、アメリカ、セネガル、チリ、スペイン、ノルウェー、グルジア、中国の10カ国で、もちろん日本はメンバー国に含まれていない。国内の人権活動家や、チベット/ウイグルの反体制運動家に対する過酷な処罰で、この委員会から何度も是正勧告を受けながら、完璧に勧告を無視してきた中国が、こともあろうにこの委員会の副委員長を務めているのだ。どれほどいい加減な委員会かが、この一点だけで理解できる。委員会の勧告には法的な拘束力は全くない。それが故に委員の損得勘定や力関係でどんな勧告でも簡単に出てくる。それを知っていながら大袈裟に書き立てる朝日新聞には、相手を攻撃することによって慰安婦問題での自らの取り返しのつかない捏造の大罪を隠蔽しようとする魂胆がみえみえだ。


 丁度、慰安婦問題を取り上げていたテレビ大阪の生放送番組「たかじんのマネー」(13:00〜14:00)を聴きながらこの記事を書いていたが、番組の最後で「慰安婦問題に関する橋下発言」を支持するかどうかについての視聴者アンケートの結果が報告された。橋下発言を支持しないが 2011票、支持するは、その4倍近い 7713票だった。橋下発言を「吐き気がする」と酷評した大谷昭宏などは、この数字に度肝を抜かれた様子だった。正義の味方ぶった軽薄な自称ジャーナリストどもが、自分たちが民意の代表だと信じて、喋り、そして記事を書いているとしたら傲慢すぎる。日本が貶められることに激しい嫌悪感を持つ日本人は急激に増えている。


 橋下発言で大騒ぎしているのは、一部の反日メディアと狂信的な慰安婦擁護派だけだ。普通の日本人は日本を侮辱し、貶めようとしている連中にへきへきしている。原爆投下は神の懲罰だとぬかし、対馬は自国領だとほざき、仏像を返さず、売春で荒稼ぎをしながら生活保護費を不正に受給し、挙げ句は靖国神社に放尿してその画像をネットに流すような連中に日本人は心底から怒りを感じている。ちょっと気の利いた日本人であれば、自称「慰安婦」たちを含めて彼らが躊躇せずに「嘘をつく」ことを知っている。弱みを見せたからと、毎日新聞が橋下氏に徹底抗戦を仕掛けても間違いなく負けるだろう。彼らの不条理な攻撃に憤懣を感じている日本人にとって、橋下氏の言動は極めて心地良いのだ。「吐き気がする」と感じる方が異常なのだ。毎日新聞は確実に橋下氏の餌食になるだろう。



       
           梅田3丁目の「バカの巣窟」 

     橋下市長を批判する前に毎日憲章の「公正な世論の喚起」を目指してくださいな。

       



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