バンクーバー(ダウンタウンでのスーパーマーケット探し)
2010.6.18/19
< イントロ > 多くの歴史的建造物や文化遺産を訪ねる欧州旅行は、何処かしら心理的に重い雰囲気がありました。ルーブル美術館の一枚の絵にも、コロッセオの一本の石柱にも哀しい政争や宗教対立の歴史が秘められていて、それを知らない自らの浅学に恥じ入ったり、日本の弥生時代には、すでに圧倒的文明国家を築き上げていた彼らの先進性に対して何となく劣等意識を感じたりもしました。 それに比べるとカナダ旅行は気楽です。その歴史の始まりは、大航海時代以降であって、せいぜい500年。ビクトリアのシンボルと言われるフェアモント・エンプレス(p1)では、僅か100年です。自らの歴史的知識の貧弱さを嘆く必要などありません。カナダの魅力は、何と言ってもその自然の美しさ、雄大さにあるからです。素晴らしい景色に驚嘆し、見とれているだけで十分です。 理屈好きの人は、ナイアガラの大瀑布(p2)や、カナディアン・ロッキーのコロンビア大氷原(p3)が形成された地勢学的、地質学的なメカニズムは何か? とか、ロッキーの宝といわれるモレーン・レイク(p4)の神秘的な青色は、なぜ生じるのか? あるいは、レイク・ルイーズ(p5)の散歩道で遭遇するリスが人間を恐れないのは何故なのか? などの疑問に思いをめぐらすかも知れませんが、そこには科学的根拠のあるシンプルな回答が必ず存在します。このカナダでは、宗教画を前にしての禅問答のような難しい解説も、説教じみた講釈も要らないのです。 p1 フェアモント・エンプレス p2 ナイアガラ瀑布 p3 コロンビア大氷原 p4 モレーン・レイク p5 レイク・ルイーズと フェアモント・シャトー |
JTBの旅物語「カナダベストハイライト 8日間」の旅も第6日目、西海岸のブリティッシュ・コロンビア州にやってきました。クイーン・エリザベス公園(p6)でノンビリして、グランビル・アイランドでシーフード(p7)に舌鼓を打ち、ビクトリアの州議会議事堂(p8)やブッチャート・ガーデン(p9)を眺めて英国気分を味わう。ひたすら楽しむのがカナダ旅行のようです。
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停電で・・
ハイアット・リージェンシーの客室に置かれている液晶テレビは、サムソン製でした。前泊地のレイク・ルイーズのフェアモント・シャトー(p5)には、シャープ製が置かれていて、その差は歴然でした。サムソン製の液晶テレビは、サッカー中継の画像が、選手が動きだした途端に「天候不良のときのBS画像」のように画質が劣化してしまい、せっかくのワールドカップ中継が台無しでした。しかし、この画像でも外国人には我慢できるのかも知れませんね。この話をツアー仲間の東大阪の液晶製造装置会社の社長さんであるTさんにしたところ、とても喜んでくれました。画像の速度は液晶というより制御回路で決まるものかも知れませんが、Tさんたちが日本の技術力を支えてくれているのは確かですね。
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