カシオ腕時計(MQ−24)[チプカシ]の電池交換      2018.1.30



< プロローグ >

 2015年1月にネット通販(アマゾン)で購入した「チプカシ(カシオ製の格安時計) MQ-24-7B2LLJF」(p1)が、異常寒波が居座って冷蔵庫内のような毎日が続いているせいか・・とうとう「電池切れ」のご臨終を迎えた。軽くて "極薄" で、しかも正確。価格は僅か958円。モンベルショップの小型磁石と組み合わせれば(p2)、低山ハイクに極めて重宝で、3年間愛用してきた腕時計だ。"使い捨てを意図" した時計のようだが、このまま棄てるには忍びないので、電池を交換して継続使用することにした。

                  
               
p1-チプカシ MQ-24       p2-磁石と組み合せて



< 電池交換の手順 >

 時計本体の外装、ベルトは樹脂製だが、"生活防水" タイプなので裏蓋(p3)は金属製だ。腕時計の電池交換の常套手順どおりに、まず裏蓋を外して電池の型番を確認することにする。

 手持ちの精密ドライバーセット
(p4)から、"−1.6" のドライバー(p5)を選んで、裏蓋の "留め金" の端部とベルトの樹脂の間に僅かに存在する間隙(p6の↓部)にドライバーの尖端を突っ込んで上方に力を加えると、「パカッ」という具合に裏蓋が剥がせる(p7)

           
      
p3-時計の裏側       p4-ドライバーセット    p5-1.6マイナス のドライバー

       
   
p6-間隙にドライバーの尖端を        p7-裏蓋を外す


 使用されている電池はSONY製の酸化銀電池SR626SW
(p8)だった。近くのイオンモールにある100円ショップの "セリア" で電池を探す。小型店舗のためか、CRシリーズは置かれているが、SRシリーズは無い。翌日、北隣りの住宅団地にあるスーパーで買い物をしたついでにケーズデンキに寄る。日立マクセルの国産品(p9)があった。価格は5%引きで296円。ダイソーに行けば100円で手に入るかも知れないが、もう面倒なのでコレを使うことにする。

 電池は、陽極の表面の二箇所
(p10の↓部)を金属板で上方から押さえ込んで固定されている。さらに驚くべきことに当該金属板は2本のネジ(p10の◯印)で固定されているのだ。金属板を曲げてしまえば、電池は取り出せるが、少々荒っぽ過ぎる。1,000円足らずの格安腕時計で、バッテリー保持用の金属板を留めるために、わざわざ "ネジを採用" した設計者の "心意気" を尊重して、ここは横着をせずに、この "ネジ" を外すことにする。

           
   
p8-使用電池はSR626SW(SONY)   p9-日立製SR626SW     p10-電池の保持機構


 "−1.0" のマイナスドライバーを使ってネジを外して
(p11)、電池を新品に入れ替えてからネジを締め直し(p12)、電池が確実に固定されていることを確認する。あとは裏蓋を留めれば交換完了だ。

               
           
p11-ネジを外す          p12-電池交換後、ネジ留め



< エピローグ >

 愛すべき "チプカシ" に大枚300円を投入したのだから、あと3年以上は頑張って欲しいものです。これからは、私か、"チプカシ"か、どちらが先にくたばるかの競争になりそうです。



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