天候 :
晴れ
コース :丹波市氷上町
小野寺山
香良 岩瀧寺 → 独鈷の滝 → 一つ岩 → 小峠 → 展望台 → 五台山頂 → 岩瀧寺
12:45 12:50 13:25 13:40 14:25/14:50 15:00/15:05
16:00
< アクセス >
自宅を車で出るも、左目の充血が酷く、いったん帰宅して応急処置後に再出発する。舞鶴・若狭自動車道の春日JCTで北近畿豊岡自動車道に入り、氷上ICで降りて、県道7号に入って北上する。香良口で右折すると前方に五台山(p1)が見える。しかし、何と山肌は秋色ではなく、深緑色である。道路わきのスペースに車を停めて、出掛ける直前にコピーしたガイドブックの該当ページを取り出して確認する。ガイドブックには、五台山の香良側(氷上側)の西面は、スギやヒノキの樹林帯で覆われているとある。登山口近くに紅葉の名所があるから山自体も秋色だろうと考えたのは単純すぎたようです。香良病院の前を通って対向二車線の道路を奥まで進んで、岩瀧寺の手前の駐車場(p2)に車を停める。
p1
香良口の近くからの五台山 p2 岩瀧寺の手前の駐車場
< ゴーイングアップ >
まず、入山料金200円也で岩瀧寺の紅葉を楽しむ(p3)(p4)。独鈷の滝(p5)の横の石段を上がり、洞穴の中に不動明王を祀った浅山不動尊(p6)の横の道標(p7)から山道に入る。岩瀧寺と独鈷の滝の周辺には、三、四十人の観光客がいたが、不二の滝を左手下に眺めるころには人影が消えて、いつものように独りだけになる。
p3 岩瀧寺の紅葉(1) p4 岩瀧寺の紅葉(2) p5 独鈷の滝
p6 浅山不動尊の洞穴 p7 浅山不動尊の北側の道標
独鈷の滝に流れ込む水量の多い沢が二つに分かれ、丸太で組んだ橋を渡って左側の沢に沿って進む。何度か沢を跨ぎながら、雰囲気の良い沢沿いの道を進む。スギやヒノキの植林帯を抜ける登山道は、やがて苔むした岩が転がる沢筋の道(p8)に変わり、沢筋の二つ目の分岐で左手の沢筋を進む。
さらに一頻り登ると、大きな岩の下に設けられた「一の岩」の道標があり、砂利を敷いた林道に出る。道標に沿って再び山道に入り、薄暗い杉林を進むと南方向に延びる尾根筋に出る。「小峠」の表示がある。ここから秋色の尾根道(p9)
?と思いきや、再び深い林の中を進む傾斜のきつい道に変わる。息がきれ、一汗かく頃に小野寺山と五台山の中間の鞍部に着く。「分水界の径」の表示がある。まず展望台と呼ばれる小野寺山に向かう。
p8 涸れた沢沿いの登山道 p9 小峠からの尾根筋の登山道
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トップ 小野寺山 >
シャクナゲの群生地を抜ける小野寺山への尾根道(p10)は、自然林の中の道だが広葉樹は、ほとんど落葉してしまっている。来るのが二週間ほど遅かったようだ。鞍部から5分ほどで、方位盤が設けられた小野寺山の山頂(p11)に着く。誰もいない山頂からは、西側の一部を除いて素晴らしい展望が開けて、丹波や東播磨方面の山々や市島、氷上方面が一望できる。山の数が多すぎて同定作業を行う気分にならない。とりあえず、遅い昼食とする。
p10 小野寺山 ←→
鞍部の尾根道 p11 小野寺山頂(展望台)
< トップ 五台山 >
鞍部の分岐に戻って、深い林の中を5分ほど登ると五台山頂である。独り占めの広い山頂(p12)には、二等三角点と文殊菩薩の石像があり、ベンチも設置されている。東側の一部を除いて素晴らしい眺望が開ける。ここからは、鷹取山から五大山への稜線が鮮明に望める(p13)。山頂の楓が全て落葉してしまっているのが残念。
p12 五台山の山頂広場 p13 鷹取山から五大山への稜線
< エピローグ >
五台山は、独鈷の滝から延びる雰囲気の良い沢沿いの登山道と素晴らしい眺望が楽しめる広い山頂を持つ魅力的な山ですが、今回は「秋色」を期待していたためか、消化不良の感が否めません。南側に位置する鷹取山や五大山を含めて丹波の山々は、スギ山が支配的であること。そして、この時期、一番の秋色は、私の地元である三田から猪名川に至る北摂の山々で楽しめるということを改めて認識しました。
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