いつまで国民を欺き続けるのか 反日糞メディアども
                   
   2014.7.12
 
 



 季節はずれの巨大な台風が南方海上を北に進んでいる8日、毎度ながらの「やっつけ仕事」で原稿を要求元に何とか期限内に送り込んで、近くの図書館から奇跡的に「予約待ち1番」で借り出してあったヘンリー・S・ストークス氏の話題の書籍2冊をようやく手にすることができた。


 2冊のうちのひとつは、二ヶ月ほど前に共同通信による悪意ある誤報で一騒動があった「英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄」(祥伝社新書)である。すでに10万部以上を売り上げたと言われているこの書籍は、フィナンシャル・タイムズ、ロンドン・タイムズ、ニューヨーク・タイムズなどの一流紙の東京支局長を歴任した英国人ジャーナリストであるストークス氏とのインタビューを基に国際ジャーナリストの藤田裕行氏が翻訳・書き下ろしたもので、大東亜戦争終了後に戦勝国の都合で勝手に創り上げられた「日本悪玉論」を徹底的に批判し、「南京大虐殺」もチャイナに加担した連合国による反日プロパガンダであり、日本は謂(い)われ無き非難を受けていると厳しく断じている。左巻きの反日分子にとっては、まさに「好ましからざる書籍」である。


 滞日50年に及んでも未だに日本語を苦手とするストークス氏の特異性に目をつけた共同通信がまず動いた。ストークス氏と翻訳者である藤田裕行氏に単独インタビューを申し込んで、書籍中にある「南京大虐殺はなかった」という主張に対して、ストークス氏を意図的に混乱させて「後から付け加えられた。修正する必要がある」という言質をまんまと引き出し、配信したのだ。この配信記事を極左新聞である沖縄タイムスが「南京虐殺否定 無断で加筆」の見出しで拡散し、琉球新報は、『無断加筆 もはや「捏造」に等しい』と題する社説まで書いてこきおろした。左巻き分子にとって危険きわまりない本を書店の店頭から葬り去ると同時に、南京事件や慰安婦問題などの「歪められた歴史を正す」ことを目的に行動している「史実を世界に発信する会」の中心メンバーである藤田裕行氏に致命的な打撃を与えることを意図したものであったことは間違いない。


 出版元の祥伝社と藤田裕行氏の対応は素早かった。共同通信が記事を配信した翌日には、共同通信の「一連の記事は誤り」と、報道を否定するストークス氏の見解を発表した。騒動を拡散したかった?糞新聞朝日も「『南京大虐殺なかった』翻訳者加筆と報道 
出版社は否定」と見出しに「出版社は否定」を付けざるを得なかった。保守系のブロガーも「共同通信による悪意ある誤報」に対してネット上で一斉に反撃に出た。最終的には、日本報道検証機構がストークス氏に直接インタビューした動画までがネット上にアップされ、共同通信の誤報であることが証明された。しかし、いったん悪意をもって拡散された歪曲情報を消し去るのは容易ではない。7月12日現在、「英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄」(祥伝社新書)は、アマゾンの歴史・地理分野のランキング上位リストからその姿を消した。共同通信とその同志である反日糞メディアの策謀は、今回も部分的には成功したようだ。


 共同通信は、3年前に当時の米国務省日本部長ケビン・メア氏が「沖縄はゆすりたかりの名人・・」と発言したと歪曲報道して沖縄の世論を煽り、メア氏を更迭させた前科がある札付きのワルである。この本を読了して、改めて事件が共同通信の「歪曲報道」にあることを確信した。この本では冒頭から一貫して「日本は巧妙な反日プロパガンダにしてやられた。謂われ無き汚名を払拭するためには、日本人自身が誤りを正すための発信を根気強く続けていかなければならない」というストークス氏の信念が語られている。共同通信が言うような「一部分の加筆」だけで「南京大虐殺はなかった」と、主張のすり替えができるような内容の本ではない。共同通信の卑劣さは底知れない。ストークス氏と藤田氏は、反日糞メディアに完全に嵌められたのだ。


 2冊のうちのもうひとつは、ストークス氏と外交評論家の加瀬英明の共著の「なぜアメリカは対日戦争を仕掛けたのか」(祥伝社新書)である。日本嫌いの人種差別主義者であった米大統領フランクリン・ルーズベルトが、対独参戦に躊躇する米国世論を欺くために日本に戦争を仕掛けたプロセスを解説したものだ。「日本嫌い」の意識の根底には、アメリカに媚びることがなく、伝統文化を頑固に守り、キリスト教文明に同化しない異質な民族(太陽や、山、木や、狐などの動物を拝む未開な宗教を信じる救われない民族)である日本人に対する偏見があると語るストークス氏は、ここでも「日本人による自己主張」の必要性を諭す。未だにチャイナと南コリアから謂われ無き嫌がらせを受け続けている日本にとって、彼らの主張の誤りを正すための発信は何よりも重要だろう。


 さて、5日付けの社説でキンピラ主席とクネクネ大統領の会談をネタに「日本は傍観したままか」と例の如くエラそうな見出しを付けた社説を書いて安倍晋三さんを攻撃した旭日旗の糞新聞は、チャイナによる盧溝橋事件77年の反日式典を受けた9日付けの社説で、「・・検証に値する当時の経緯を日中の共同資産とするよう目指せないものだろうか」とクソ間抜けなコメントを書いている。今日では、「チャイナが先に仕掛けた」ということが国際的な定説になっている盧溝橋事件で、当時の経緯を共同資産にすることにチャイナが同意するはずがない。分かっていながら、わざわざ書く。糞新聞の無垢な読者の皆さんは、どういう訳かエセ文化新聞朝日の記事を信じてしまう。糞新聞は、これを狙って「わざわざ書く」のだ。一方で、安倍晋三さんの大成果である日豪首脳会談については、社説では完全黙殺する。全く糞新聞の強情さには感心してしまう。


 私の大好きな朝鮮学者の一人である古田博司氏(筑波大教授)が年初に書き下ろした朝鮮関連本には「醜いが、目をそらすな、隣国・韓国!」という刺激的なタイトルがつけられている。アマゾンの書評によると、この本の第一章に過去、古田氏が参画した日韓共同歴史研究の顛末が、古田氏一流の軽妙な筆致で漫談風にまとめられているという。馬鹿げた「共同研究」を繰り返し提案する糞新聞の記者諸君にも是非、一読してもらいたいものだ。その古田先生の著作「東アジア『反日』トライアングル」(文藝春秋)に面白い一節があったので、下記に紹介したい。冬ソナで始まった韓流狂想曲が大暴発していた10年前に書かれたものだが、10年後の今日でも見事に通用する不思議な新鮮さを保っているのだ。古田氏の洞察力には感服してしまう。


***********************************************

東アジアの不協和音は、むしろ彼らの側からくるナショナリズムの調べなのであり、譜面は何世紀にもわたって書き換えられることがなかった中華思想の楽章を記している。その音色は当初のかそけきものから、次第に大音響を上げ、われわれの和解も協調も贖罪の声もかき消すものとなりつつある。道徳志向性の指揮棒がふられ、永遠の反日が唱えられ、われわれが近現代に築きあげてきた国際的遵法精神も、実証的歴史研究も、合理的な思考さえことごとく踏みにじられ、同胞は頬を打たれ、誤った彼らの「正史」を押しつけられ、子孫が先祖を祀ることさえ「典礼」にかなわぬと一喝され、戦後60年間営々と積み重ねてきた平和の実績は、島を掠め海を奪う核兵器保有者たちによって逆に「軍国主義」のレッテルを貼られる。そのような理不尽に気づかぬとすれば、もはや「良心的知識人」は、良心的たり得ないであろう。今われわれには、終わりなき「反日」と戦い抜くべき時が来ている。

*************************************************

  
     
    古田博司氏のコリア解説本を読みましょう




                     トップページに戻る






  
  







































inserted by FC2 system