2019年 紅葉めぐり[その2](西六甲、金剛山、比叡山、武田尾、有馬温泉、小塩山)


西六甲 
再度公園→仙人谷→森林植物園 (11/4)
 ネットの紅葉情報サイトで西六甲の「再度公園」の色づき状況をチェックすると、未だ「青葉」だと言う。昨秋は11/8には見頃になっていた。この秋は紅葉が遅れているとはいえ「未だ青葉・・」はないだろう・・と、様子見のために一ヶ月半振りに六甲山に入ってみることにした。

 近畿地方に木枯らし一番が吹いた11/4、有馬街道の鈴蘭台東口交差点から神戸聖地霊園へ向かう上り勾配の舗装路を往く。桑の木工房の先から山道に入って歩くこと10分弱で再度公園に到着する。駐車場北側の道路沿いのカエデは「青葉」ではなく、しっかりと色づき始めている
(p1)。修法ヶ池の周りのカエデの中には既に見頃といえるまでに紅葉しているもの(p2)もある。やはり「青葉・・」は誤報だったようだ。

      
    
p1 色づき始めたカエデ    p2 修法ヶ池端のカエデ


 仙人谷へ延びる山道の周辺にも赤く色づいたカエデ
(p3)が見られる。到着した仙人谷では、早くも華やかな秋色(p4)が楽しめる。西六甲で最も早くカエデの紅葉が見頃になるのは、この仙人谷かも知れない。

      
    
p3 仙人谷への登山路      p4 仙人谷の紅葉


 洞川湖の東側の縁を歩いてから学習の森を北上し、森林植物園の西門横に出る。近くのカエデの大木も色づき始めている
(p5)。長谷池周辺のカエデは、あと数日で見頃を迎えそうだ(p6)(p7)(p8)


 p5 西門横のカエデ             p6, p7, p8 長谷池周りのカエデ



金剛山 
(千早本道)→山頂広場→葛木神社→ちはや園地→伏見峠(11/10)
 この秋の紅葉は昨年に比べて少なくとも5日は遅れていると見込んで、昨秋よりも5日遅い11/10に金剛山(二百名山)を歩いてみることにした。近鉄富田林駅前から金剛バスに乗り、11:45頃に金剛山登山口バス停に到着する。

 ネットで評判の千早神社の紅葉を眺めてから・・と、神社に寄り道をするがお目当てのカエデは未だ完全に「青葉」。千早本道と合流してハイカーだらけの長い階段道を登る。急ぎすぎて心臓がビックリしたのか、期外収縮の不正脈が頻発して立ち往生する羽目に・・。

 登山道周りは、7.5合目の標識を通過した辺りから一遍に賑やかになる
(p9)。妙見谷側のブナは黄金色(p10)。辺り一面が黄色(p11)に囲まれた急勾配の山道を登り切ると山頂広場横の売店の前に出る。昨秋は葉のほとんどが赤く染まっていたイロハモミジが、今年は未だ黄色一色だ(p12)

  
p9 7.5合目辺り    p10 妙見谷沿いのブナ    p11 山頂への急登   p12 売店横のモミジ    


 山頂広場で13:00のライブカメラ映像
(p13)に収まる。広場のベンチで昼食を摂ってから転法輪寺(p14)の北側を東西方向に延びる山道に入って、葛木神社の裏手のブナ林の紅葉(p15)を愉しむ。

     
    
p13 山頂ライブカメラ映像        p14 転法輪寺    p15 葛木神社北側のブナ


 一の鳥居からは、素晴らしい秋色
(p16)に包まれたダイヤモンドトレイルを南方向に辿る。「ちはや園地」もケヤキなどの広葉樹が黄色に染まって(p17)艶やかだ。キャンプ場の入口付近はドウダンツツジの赤が加わって一層美しい(p18)。伏見峠からは急勾配の舗装路(p19)を一気に下って、14:45に千早ロープウェイ前のバス停に到着する。


p16 ダイヤモンドトレールを往く   p17 ちはや園地     p18 キャンプ場入口付近   p19 伏見峠からの下山路


 昼食休憩を含めて僅か3時間の駆け足山行でしたが、ブナを始めとする広葉樹の紅葉の素晴らしさを堪能できました。



西六甲 
再度公園→仙人谷→森林植物園 (11/14)
 紅葉の様子見を目的に西六甲に入った11/4のルートを10日振りに今度は同期入社のAさんと二人で歩いてみる。

 有馬街道の鈴蘭台東口交差点から東方向に延びる神戸聖地霊園へのアクセス道路沿いはすっかり秋景色
(p20)に変わっている。再度公園北側の舗装路沿いのカエデ群は、いよいよ紅葉の見頃を迎えたようだ(p21)。修法ヶ池の周囲も赤色(p22)
(p23)
が目立つようになった。


p20 神戸聖地霊園付近   p21 再度公園アクセス道路   p22 修法ヶ池南側     p23 修法ヶ池北側


 再度公園から仙人谷に向かう山道は、淡い緑色から始まって深赤に至るグラデーション
(p24)が愉しめる。仙人谷の中心エリアは、程よく色づいたカエデ(p25)(p26)が支配する。この時季の紅葉は素朴な色合いで不思議な感動を覚える。北側の洞川湖東岸(p27)もこの時季は賑やかだ。


 
p24 仙人谷への登山道    p25 仙人谷(1)      p26 仙人谷(2)      p27 洞川湖の東岸 


 秋色
(p28)の学習の森を抜けると、森林植物園西側の真っ赤に色づいたカエデの大木(p29)が迎えてくれる。正門東側のカエデ(p30)も艶やかだ。トンネルを抜けて長谷池沿いの遊歩道(p31)まで降りる。
 
  
p28 学習の森     p29 植物園西門横のカエデ  p30 西門の東側のカエデ   p31 長谷池の西側 


 池の周囲を反時計回りに歩いて、素晴らしい色合いの紅葉
(p32)(p33)(p34)を楽しむ。そして本日の締めは、駐車場の東側に続く黄金色のメタセコイヤ並木(p35)。西六甲の秋色を満喫した一日でした。

  
  
p32 長谷池(1)     p33 長谷池(2)      p34 長谷池(3)      p35 メタセコイヤ並木



比叡山 
延暦寺 東塔→西塔→横川 (11/17)
 ネット情報に誘われて5年振りに比叡山の紅葉を眺めてみる気になる。前回は比叡山坂本駅から無動寺道を歩いて延暦寺東塔エリアまで上がり、さらに北に延びる稜線を辿って紅葉の大原まで歩いたが、今回は旧参道である本坂道を登り、東塔・西塔エリアを経て横高山の手前で東方向に折れて横川の紅葉を楽しむことにする。

 10時過ぎに比叡山坂本駅から西方向に歩き出す。モミジの名所「日吉大社」の大鳥居のカエデ
(p36)を右手に眺めながら長い階段道(p37)を往く。南善坊の駐車場(p38)の西側には程よく色づいたカエデの屋根(p39)が出来ている。
 
 
p36 日吉大社の大鳥居    p37 階段道を往く   p38 南善坊の駐車場    p39 紅葉の屋根


 荒れ放題の本坂道の急勾配は老いぼれハイーカーには堪えるが、琵琶湖側の展望
(p40)と突然に現れる秋色(p41)に救われる。坂本駅から1時間20分ほどで延暦寺会館前に到着。カエデの紅葉(p42)が丁度、見頃を迎えた根本中堂の南側には参拝客が溢れている。参道(p43)を西に歩いて阿弥陀堂(p44)の裏手(北側)から西塔エリアに入る。
 
 
p40 琵琶湖側の眺望    p41 本坂道の秋色    p42 根本中堂の南側    p43 東塔エリアの参道

   
             
p44   阿弥陀堂エリア


 大勢のハイカーが繰り出した東海自然歩道を北に歩いて、浄土院
(p45)、常行堂/法華堂(p46)、釈迦堂(p47)と回るが紅葉と仏閣の素晴らしいツーショットには、なかなか遭遇できない。この辺りのカエデの紅葉(p48)は比叡山ドライブウェイ沿いに集中しているためだ。
  
  
p45 浄土院       p46 常行堂/法華堂    p47 釈迦堂      p48 ドライブウェイのカエデ並木


 横高山の南側登山口で東方向に折れ、ドライブウェイ
(p49)下のトンネルを抜けて横川を目指す。阿弥陀堂から約1時間30分でカエデ並木が見事に紅葉した横川の駐車場(p50)に到着する。観光客だらけの参道(p51)を東方向に歩くと横川エリアのシンボル横川中堂(p52)の下に出る。


p49 ドライブウェイのカエデ並木   p50 横川の駐車場    p51 参道沿いの紅葉     p52 横川中堂


 元三大師堂
(p53)から南に折れて惠心堂(p54)に立ち寄る。ここからは、誰もいない秋色の林道(p55)を南方向に辿る。三石岳の山頂を東側に巻き、さらに八王子山を南に巻く。横川から1時間ほどで日吉大社の奥の院(p56)の下に出る。

  
 
p53 元三大師堂     p54  惠心堂      p55 秋色の林道     p56 日吉大社奥の院


 暫し見頃が間近になった日吉大社の紅葉
(p57)(p58)(p59)を愉しんでから16:00過ぎに比叡山坂本駅に戻る。

      
    
p57 日吉大社(1)     p58 日吉大社(2)     p59 日吉大社(3)


 久し振りの長丁場(山行時間が6時間超)でしたが、なかなか味のある横川の紅葉を愉しむことができました。



有馬温泉 瑞宝寺公園
(11/19)
 
ネットの紅葉情報サイトで有馬温泉の瑞宝寺公園が "色づき始め" から "見頃" に換わっているのを見つけて、N子と車で出かける。温泉施設「太閤の湯」に近い駐車場に車を停めて公園に向かう。暖かい日が続いたためか、この時季でも道路沿いには未だに桜モミジ(p60)がしっかりと残っている。

  
  
p60 道路沿いの桜モミジ


 昨年は落葉期のモミジを眺める羽目になったが、今年の瑞宝寺公園はピークに近い素晴らしい紅葉
(p61)(p62)(p63)だ。公園の中央付近にはドウダンツツジが群生するエリアもあって一際鮮やかな赤色(p64)が楽しめた。  


 
p61 瑞宝寺公園(1)    p62 瑞宝寺公園(2)    p63 瑞宝寺公園(3)    p64 瑞宝寺公園(4)



武田尾 亦楽山荘
(11/20)
 旧JR福知山線の廃線路ウォークのネット記事を見て6年ぶりに武田尾の紅葉を眺めてみる気になる。JR武田尾駅から武庫川沿いを歩いて廃線になった旧福知山線の線路跡を南方向に歩く。トンネル(p65)を二つ抜けると紅葉の名所「親水公
園」に出る。所々に未だ青葉が残る色彩の鮮やかな紅葉
(p66)(p67)(p68)を楽しむ。
   
 
p65 廃線路のトンネル   p66 親水公園(1)   p67 親水公園(2)     p68 親水公園(3)


 東側から武庫川に流れ込んでいる深い沢の右岸の急勾配を登って、秋色に包まれた城ヶ丘広場
(p69)まで上がる。背後の大峰山も素晴らしい秋色だ。いったん東側の狭い沢に下りてから隔水亭(p70)の横に出る。周辺は凄まじい紅葉(p71)
(p72)
だ。

  
p69 城ヶ丘広場      p70  隔水亭      p71 遊歩道(1)      p72 遊歩道(2)


 東屋
(p73)まで登り返してから秋色の遊歩道(p74)(p75)(p76)を出発点の親水公園まで下る。ほんの2時間弱のハイキングでしたが、武田尾の秋を堪能できました。


   
p73  東屋       p74 遊歩道(3)      p75 遊歩道(4)      p76 遊歩道(5)



小塩山 
(天皇陵道)→山頂→(北ルート)→勝持寺→大原野神社(11/21)
 ネット情報によると、京都市西京区の小塩山(642m)の山裾にある紅葉の名所「大原野神社」が漸く見頃を迎えたという。小塩山の東側の沢筋にはカエデが群生したエリアも広がっているので、2年ぶりに登山を兼ねた紅葉狩りに出掛けることにした。

 南春日町のバス停から西に向かう[11:40]。小塩山
(p77)の東側斜面の谷筋の左手には赤色のエリアが連なり、カエデの群生帯が紅葉を迎えているのが分かる。京都縦貫自動車道を越え、秋色の舗装路(p78)を進んで竹林に突入する。獣避けゲートを越えて山道に入り、5分ほど歩くと辺り一面は黄褐色の秋景色(p79)になる。

      
     
p77 小塩山        p78 アクセス道路      p79 天皇陵道


 ゲートから30分ほどで金蔵寺への分岐をパス。さらに15分強で舗装道路と交差する。そのまま西方向に進んで舗装路の横断を繰り返すと、国交省の無線中継所の前の舗装道路に出る。山頂はこの西側のNHK-FM/FM京都のFM送信所のアンテナ建屋付近
(p80)だが、2年前には置かれていた私製の山頂表示板は撤去されている。[12:50]

 淳和天皇陵の入口前で暫し手を合わせた後、歩いてきた舗装道路を戻り、先ほどの無線中継所前から道なりに北方向に進んで、NTTドコモの無線中継所のゲート脇から下山路に入る。

 20分ほど下ると、辺りにカエデ
(p81)が目立ってくる。カエデの群生エリアに入ったようだ。標高が下がるにつれて周辺に紅葉したカエデ(p82)が目立ってくる。登山道はV字型に深く掘れ、足下の岩の表面は苔が覆っているので滑り易い。紅葉(p83)に見とれていると転倒する危険があるので慎重に脚を運ぶ。

  
 
p80 小塩山の山頂付近  p81 カエデ群生エリア(1)  p82 カエデ群生エリア(2)    p83 カエデ群生エリア(3)


 いったん舗装道路
(p84)に降りる。東方向が開けたポイントからは、4日前に歩いた比叡山から横高山へ延びる稜線(p85)が眺められる。下山路の途中から勝持寺への分岐道を進むと、山門(p86)前に出る。[14:20]
      
 
p84 舗装路沿いの紅葉    p85  東側の眺望         p86 勝持寺の山門


 秋色の参道
(p87)を進んで紅葉(p88)がピークを迎えつつある勝持寺(p89)へ。さらに大原野神社(p90)へ回って見頃になった紅葉(p91)(p92)を愉しむ。帰路は、正法寺(p93)の境内の紅葉を眺めてから南春日町のバス停に戻る。[15:00]


  
p87 勝持寺の参道    p88 カエデの紅葉     p89 勝持寺の門前    p90 大原野神社(1)

      
    p91 大原野神社(2)      p92 大原野神社(3)     p93 正法寺の境内


  前回に比べて2週間早く、このルートを歩きましたが、また違った味わいの紅葉狩りが愉しめました。



                   
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