2020年 紅葉めぐり[その4]( 西六甲、大山・蒜山ドライブ、金剛山 )


< 西六甲 11/4(水)  谷上→森林植物園→仙人谷→再度公園→二本松→大師道→諏訪神社

 10/31の大山登山から中3日の11/4、日本列島はこの秋一番の冷え込みとなった。西六甲エリアの紅葉状況の確認を目的に神鉄谷上駅から山に入り、丸山川沿いに延びる山田道を登って神戸市立森林植物園を目指す。六甲山を歩くのは3週間振りだ。


【 山田道→森林植物園 】
 谷上駅から45分ほど歩いた山田道の終盤。色づき始めたカエデ(p1)が迎えてくれる。正門から植物園に入り、正門東側のメタセコイヤ並木(p2)を眺めながら一息入れる。植物園は今日も紅葉めあてのジジババで溢れている。長谷池の周りは日当たりの良いカエデが紅葉している(p3)(p4)が全体としては "見頃" までに、あと一週間ほど必要かも知れない。


 
p1 色付いたカエデ   p2 メタセコイヤの紅葉   p3 長谷池の周囲(1)    p4 長谷池の周囲(2)


【 仙人谷→再度公園 】
 学習の森から洞川湖の東縁を辿って仙人谷に降りる。谷の中央部にある広場の周りのカエデ(p5)(p6)は陽光に恵まれているためか既に見頃になっている。西六甲で最も早く紅葉が愉しめるのは、この仙人谷だという私の認識に間違いはないようだ。再度公園へ向かう登山道沿い(p7)はピークまでにあと数日が必要かも。

        
    
 p5 仙人谷(1)         p6 仙人谷(2)        p7 仙人谷(3)


 再度公園は舗装道路沿いの日当たりの良いカエデの何本か
(p8)(p9)が美しく紅葉しているが、公園全体としての見頃は一週間後あたりになるだろう。

     
    
p8 再度公園(1)         p9 再度公園(2)


【 再度東谷→二本松→(大師道) 】
 毎秋、山が燃えるような紅葉が見られる再度東谷(p10)や大師道の灯籠茶屋付近(p11)は未だ完全に青葉だ。紅葉のピークは一ヶ月以上先になるかも知れない。

     
     
p10 再度東谷      p11 大師道(灯籠茶屋付近)



< 大山/蒜山 紅葉ドライブ  11/6(土)

 コロナ禍の最中、我が家の秋の定番「京都嵐山/嵯峨野の紅葉めぐり」は、今春の"京都観桜行脚"と同様に早々に諦めることにした。一方で、人だらけの京都ではなく、ほとんど感染者が出ていない山陰エリアであれば、安全に紅葉を楽しむことができるのでは・・と、GOTOトラベルを使って岡山・鳥取の県境近くにある蒜山高原のホテルを予約しておいた。  お天気の神様もこの代替作戦を応援してくれているようで、予報によると宿泊予約した11/6(土)は何とか晴れるようだ。

【 大山へ 】
  AM10:00にN子に加えて娘まで参戦した総勢3名で自宅を出発。中国自動車道を西に向かい、作用JCTから無料で開放されている鳥取自動車道に入る。さらに、これまた無料の山陰道を走る。久し振りの鳥取砂丘で時間を潰してから、大山ICで降りて県道158号を南下する。南方向の正面には、10/31に登った大山の北壁(p12)が鮮やかに望める。

    
   
p12 大山町坊領付近からの大山


【 大山環状道路 】
 秋色が目立ち始めた158号(p13)を気持ち良く走って、14:30に大山第4駐車場に到着する。駐車場東側の大山自然歴史館の右手(南方向)には、すっかり秋色に染まった大山(p14)の山塊が座り、丁度一週間前に歩いた弥山へ延びる尾根筋が鮮やかに見渡せる。

       
     
p13 県道158号を往く    p14 第4駐車場からの大山
     

 ここからは大山環状道路を半周する。まず県道24号を南に走り、桝水高原から左(東方向)に折れて県道45号に入る。"一の沢" の手前あたりから道路沿いは一面ブナ林
(p15)となり黄褐色の凄まじい紅葉(p16)が続く。ブナ林は"二の沢"(p17) を経て、"三の沢"(p18) へと続き、鍵掛峠付近は他の広葉樹も混じっての素晴らしい秋景色(p19)(p20)になる。道路沿いに設けられた駐車スペースで何度も車を停めて秋色を楽しむ。


   
p15 一の沢(1)     p16 一の沢(2)       p17 二の沢        p18 三の沢


  
p19 鍵掛峠付近(1)    p20 鍵掛峠付近(2)


 奥大山の鏡ヶ成スキー場からは県道114号を南下し、絶景ポイントとして知られる鬼女台(きめんだい)展望所に向かう。展望所は標高900mの高台にあり、北側に大山を中心に烏ヶ山、象山などの山並み
(p21)を展望できる。

  
            
p21   鬼女台展望所からの北側の展望

【 蒜山高原 】
 蒜山高原のホテルの居室からは、秋色の二百名山 "蒜山三座(p22)" が眺められる。ホテルの駐車場(p23)や帰路に立ち寄ったジャージーランドの駐車場(p24)でも鮮やかな秋色を楽しめた。私としては、"のどぐろ" の塩焼き(p25)を肴にした久し振りの日本酒も愉しめました。


  
p22 蒜山三座      p23 ホテルの駐車場   p24 ジャージーランドの駐車場  p25 のどぐろの塩焼き



< 金剛山 
11/9(月)  金剛山登山口バス停→ 千早神社→ (千早本道)→ 山頂広場
 

 11/6,7 の蒜山旅行での "飲酒" が祟ったのか、この二日間で冠攣縮発作が5回も出てしまう。幸いにも躰の方は未だ生理学的セオリーに従って機能しているようで、真っ昼間の活動中に発作が起きることはない。それならば・・と、既に紅葉が"見頃"と伝えられている金剛山に上がってみることにした。昨秋は葛木神社経由で伏見峠まで歩いたが、今年は横着をして千早本道をのんびりとピストンすることにする。

 晴天の11/9(月)、近鉄富田林駅のベンチで "大福饅頭" と "包装に250Kcalと表示されたポーランド製の怪しいチョコレートバー" を喰らってから金剛バスに乗り込んで金剛山登山口へ向かう。

 登山口バス停近くの民家のカエデ
(p26)は早くも真っ赤になっている。この秋も本道を逸れて楠木正成の千早城跡に迂回してみる。昨秋は青葉だった千早神社の石段横のカエデ(p27)は、今年は"黄色"だ。本殿(p28)に山行の安全を祈願してから本道に戻る。昨秋に比べて一日早い入山だが、五合目を越えると左手の谷側はすっかり秋色が覆っている(p29)。  
  
  
p26 民家のカエデ   p27 千早神社の石段  p28 千早神社の本殿    p29 左手谷側の秋色


 7.5合目を通過すると登山道周り
(p30)は一遍に賑やかになる。8合目からの紅葉の華やかさ(p31)(p32)は、例年どおりだ。妙見谷を挟んだ南側の山肌(p33)も凄まじい秋色だ。


 
p30 7.5合目の紅葉    p31 8合目からの紅葉(1)  p32 8合目からの紅葉(2)  p33 妙見谷側の紅葉


 山頂広場で14:00の山頂ライブカメラ映像
(p34)に収まったあと、ノンアル缶ビールを開けて遅い昼食とする。

       
          
p34 山頂ライブカメラ映像

 ウィークデイのためか、それとも昼飯時を外したせいか、比較的静かな紅葉登山を楽しめました。  



< 西六甲
11/11(水)  鈴蘭台駅→再度公園→仙人谷→森林植物園→山田道→谷上駅

 11/4に西六甲の紅葉状況確認のために山に入ってから丁度一週間が経過した11/11(水)、 今度は神鉄鈴蘭台駅から東に歩いて再度公園まで登り、紅葉登山の "本番" を楽しむことにする。再度公園からは、仙人谷、洞川湖、学習の森、森林植物園と北上し、西六甲の紅葉スポットを順次巡ることにした。

 鈴蘭台駅のイオンで買い込んだ弁当と一口羊羹(ようかん)を入れたポリ袋を右手にぶら下げて、神戸聖地霊園に延びる舗装路を往く。道路沿い
(p35)は、すっかり秋色が支配している。桑の木工房の先から山道を歩き、再度公園まで上がると外人墓地に向かう道路沿いのカエデが期待したとおり美しく見頃を迎えている(p36)(p37)(p38)

  
 
p35 道路沿いの秋色   p36 再度公園(1)     p37 再度公園(2)     p38 再度公園(3)


 修法ヶ池の水辺のベンチで昼食を摂ってから、反時計回りで公園内をゆっくりと一周し、色づきのピークを迎えようとしているカエデの紅葉
(p39)(p40)を愉しむ。地元のテレビ局(サンテレビ)も綺麗なお嬢さんレポータを繰り出して撮影に忙しい。
          
       
p39 再度公園(4)          p40 再度公園(5)


 仙人谷へのアクセス路
(p41)(p42)は例年どおり、緑/黄緑/黄色/橙/赤のグラデーションが美しい。洞川湖の東縁は、水面に写るカエデとのツーショット(p43)を愉しみながら歩く。学習の森に入ると、今度は銀杏(p44)の黄色が美しい。


  
p41 仙人谷(1)       p42 仙人谷(2)      p43 洞川湖       p44 学習の森


 森林植物園は、長谷池の周囲のカエデが圧巻だ
(p45)(p46)(p47)。園内の遊歩道は起伏が激しくて呼吸に支障が生じるためか・・コロナマスクを着用したジジババは少ない。正門に向かう道すがらのドウダンツツジ(p48)もいよいよ深紅になった。

                   
p45  長谷池(1)

      
    
p46 長谷池(2)        p47 長谷池(3)       p48 ドウダンツツジ


 正門東側のメタセコイヤ並木
(p49)が、前回の黄褐色から今回は茶褐色に変わっているのを見届けてから、山田道を歩いて谷上駅まで降りる。丸山谷(p50)もいよいよ晩秋の雰囲気だ。

           
       
p49 メタセコイヤ並木         p50 丸山谷


 新型コロナ肺炎の一日あたり新規感染者数が東京で300人、大阪で250人を超えて、糞マスゴミが "第三波襲来"と騒ぎまくる最中にノンビリと晩秋を迎えつつある西六甲の紅葉登山を愉しむことができました。



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