菅首相のお言葉を聴きましたか?(東日本大震災)     2011.3.18   



 先ほどの菅首相の国民へのメッセージとやらを聴きましたか? わが国の総理大臣が、これほど無能とは思いませんでした。震災発生から既に一週間がたち、30万人もの被災者が救援物資も十分でない避難所で、命も脅かされる過酷な生活を強いられているというのに、総理大臣から発せられた言葉は、「頑張りましょう」でした。天皇陛下から「頑張りましょう」のお言葉を頂くのならば、嬉しいかぎりですが・・、政治家である総理大臣から、今頃になってこんな言葉を聴くとは思ってもいませんでした。何日以内に何万戸の仮設住宅を建てます。体の弱った高齢者、妊婦、乳幼児には、何処どこの施設を用意しています。孤立した避難所には、明日までに全て衛星電話を設置します・・・。被災者や国民が、いま聴きたいのは、明日に向けてのこういった救援・復興のための具体的方策でしょう。この期に及んで、陳腐な抽象論しか語れない人間は政治家として完全に失格です。話になりません。

 
いま、私の目の前でNHKのテレビ放送が、福島第一原発から半径20〜30kmの屋内退避地域内にある特別養護老人ホームの窮状を紹介していました。とんでもない惨状だと怒りがこみあげてきましたが、突然、厚生省から屋内退避地域にある病院の患者さんたちを全て救出するという方針が出たというレポートがありました。テレビや新聞で散々に叩かれて、初めてこの政権は動くのです。未曾有の国難に、とんでもない人たちが政権を握っていました。日本の不運としかいいようがありません。

 




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