2020年 桜(サクラ)めぐり(その2)  2020/4/5 〜 4/7


【 丹波路 桜名所めぐり 4/5(日)
 兵庫県は平成3年度(1991年度)に武庫川、篠山川、加古川上流、円山川の総延長約170kmの河川沿いに約5万本の桜木を植えて、瀬戸内海から日本海までを桜でつなぐ「ふるさと桜づつみ回廊」プロジェクトをスタートさせた。プロジェクトは平成12年度(2000年度)まで9年間に渡って続けられ、現在では各々の河川沿いに見事な桜並木が出来ている。4/2に歩いた三田⇔道場間の武庫川桜回廊もその一つである。

 公共交通機関による "遠出" の自粛が要請されている最中であることから、我が家の春の定番であったN子との「京都観桜ウォーク」は中止として、代わりに車を北に走らせて昨春に続いて篠山城跡の桜を眺めたあと、丹波地域の「ふるさと桜づつみ回廊」のいくつかを廻ってみることにする。


< 篠山城跡 >
 臨時駐車場から城跡へのアクセス路の桜(p1)は今年も満開だ。石垣と堀、そして桜のスリーショット(p2)は相変わらず風情だが、石垣と桜のツーショット(p3)(p4)(p5)にも味がある。そして本丸跡の北側エリアからは多紀アルプスの名峰
「三獄」
(p6)が眺められる。さすがに人出は昨春よりも少なく、静かな花見を楽しめた。

      
   
p1 城跡へのアクセス路     p2 石垣、堀、桜        p3 石垣と桜(1)

         
    
p4 石垣と桜(2)     p5 石垣と桜(3)       p6 桜と三嶽


< 川代公園 >

 篠山城跡からは、県道77号(篠山山南線)を西に走る。国道176号と交差し、さらに西進する。大山下の川代3号トンネルを抜けると左手道路沿いに篠山川が並走して素晴らしい桜並木(p7)が続く。この辺りは「ふるさと桜づつみ回廊」計画が出来る前から桜の名所として知られていて、30余年前は道路脇に設けられた駐車スペースで桜を楽しんだ思い出がある。「桜づつみ回廊」プロジェクトによって、現在では篠山川沿いに公園(p8)が整備され駐車場・トイレも設置されている。

 遊歩道
(p9)を降りて吊り橋(p10)を渡り、対岸のキャンプ場に向かう。キャンプ場の桜(p11)も満開だ。満開の桜を背にして、暫し篠山川の豪快な流れに耳を澄ませる。


           
p8  篠山川 と 川代公園


 
p7 篠山川沿いの桜     p9 川代公園北岸    p10 川代公園の吊り橋    p11 キャンプ場の桜


< JR柏原駅西側の柏原川沿い >
 国道176号まで戻ってから北上し新鐘ヶ坂トンネルを潜って丹波市に入る。JR柏原駅の南側の交差点を左折して直ぐ、柏原川に架かる "北中大橋" 付近の川沿いのスペース(p12)に車を停める。柏原川は加古川の上流にあたり、橋の上から南北方向を眺めると両岸に続く美しい桜並木(p13)(p14)を眺めることができる。タイミング良く福知山線の鉄路上に「特急こうのとり(289系)」が現れて「桜」とのツーショット(p15)が撮れた。


  
p12 柏原川東岸     p13 南方向を望む     p14 北方向を望む     p15 特急列車と桜


< 氷上さくら公園 >
 氷上の "コモーレ丹波の森" のパン屋さんで名物の "きな粉パン" を買い込んでからスーパーBIGで弁当を調達する。"ゆめタウン丹波" の西側を北上して"ふるさと桜づつみ回廊"のモデル地区として加古川沿いに整備された"さくら公園"に向かう。

 道路脇に桜並木
(p16)が現れると公園だ。桜(p17)(p18)はすでに満開で、駐車場も満杯に近い。芝生広場のベンチで遅い昼食を摂ってから、園内の小高いスポットに設けられた展望台に上がる。南方向の展望が素晴らしく、公園の桜の向こうに丹波の一等三角点の山「石戸山」(p19)が眺められる。新型コロナ禍とは無縁の穏やかさを感じて背伸びをし、深呼吸する。

      
  
p16 さくら公園の道路沿い   p17 駐車場の西側        p18 駐車場

  
   
p19 展望台から南方を望む


< 丹波市役所本庁舎東側 加古川沿い >
 さくら公園からさらに北上した丹波市役所本庁舎の東側の加古川沿いにも見事な桜並木(p20)(p21)が続き、道路脇に採石が積み上げられたスペースと桜が面白い景色(p22)を形成している。休憩所が設けられた一画(p23)の裏手には大木に成長した桜木(p24)が続く。北からの風が強いが、私たちの他にも家族連れが一組、花見を楽しんでいる。


       
p20、p21 加古川上流の桜並木         p23 東屋      p24 東屋の裏手の並木

  
             
p22  加古川東側の桜並木


< 水分かれ公園 >
 帰路、氷上町石生にある「水分かれ公園」に寄ってみる。本州で最も標高が低い中央分水界があることで有名だが、古くから桜の名所としても知られている。私にとっては2014年の向山登山以来6年振りだ。

 駐車場から、公園に向かう道すがらの桜
(p25)は満開で "さくら祭り" の提灯の赤色が鮮やかだ。部(うらべ)神社(p26)の西側には樹齢が優に50年を超えると思われる桜木(p27)が立つ。 分水界付近の桜(p28)も、夕暮れの沢沿いの桜(p29)も風情がある。公園の東側を南北方向に延びる向山連山の西側斜面のヤマザクラ(p30)も見事だ。

        
  
p25 水分かれ公園に向かう    p26 部(ウラベ)神社      p27 古い桜木

           
     
p28 分水界付近      p29 夕暮れどき     p30 向山連山のヤマザクラ


 "さくら回廊" は自宅近くの武庫川沿いだけではなく篠山川や加古川上流の川沿いにも確かに、そして美しく存在していることを確認できた丹波路観桜トリップでした。



【 武庫川桜回廊[三田⇔新三田] 4/6(月)
 兵庫県のシベリアと揶揄される三田盆地、この時季朝晩の冷え込みは格別だ。そのお陰もあってか三田市域の桜木は未だしっかりと花びらをつけている。冷たい北風の中、今年も武庫川沿いを新三田まで歩いてみることにする。

 三田消防署の南側から眺める武庫川桜回廊
(p31)はピンク色がやや目立つようになったが未だ健在だ。今年は武庫川の西岸(p32)を歩くことにする。不思議なことに満開を迎えて4日以上はたつはずだが、不思議にも路面に桜の花びらはほとんど落ちていない(p33)。振り返ると桜の向こうに六甲山が座る(p34)

  
           
p31  松山堤交差点からの武庫川桜回廊

      
   
p32 武庫川西岸を往く    p33 満開のままの桜      p34 遠くに六甲山


 やがて正面に虚空蔵山が見えて瀬戸橋が近づいてくる
(p35)。瀬戸橋を越えたら(p36)、いったん県道141号沿い(p37)を歩いてから "えるむ橋" を渡る。

      
   
p35 瀬戸橋が近づく     p36 瀬戸橋西橋を横断     p37 県道141号沿い


 橋上から武庫川沿いを果てしなく続く「さくら回廊」
(p38)(p39)を眺める。スターバックス(p40)の前を抜けると新三田駅は近い。

      
  
p38 北方へ続く桜回廊(1)   p38 北方へ続く桜回廊(2)    p39 スターバックス と桜



【 スーパームーンと桜 4/7(火)
 4/7夜の月は、今年最大の満月になると言う。桜花とのツーショットを撮ろうと19:00過ぎにいつもの貧弱なコンパクトカメラを持って出掛ける。定番の夜ウォーキングのコースを歩いて月と桜花をカメラに収める。





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