2021年 桜(サクラ)めぐり(その2) 2021/3/31、4/3



【 岡本桜回廊(3/31 水) 岡本駅→神戸薬大→権現谷東尾根→金鳥山→保久良神社→岡本駅
 表六甲の権現谷を挟んで南北方向に延びる二つの尾根には桜木が帯状に植生して "岡本桜回廊" と呼ばれている。神戸市街の桜が満開を迎えると予想される3/31、同期入社のAさんと二年ぶりにこの桜回廊を歩いてみることにした。

 阪急岡本駅から阪急線の鉄路に沿って住宅街を東方向に歩き、さらに中野八幡神社の東側を抜ける沢筋の舗道を北上する。厳しい登り勾配で背中がうっすらと汗で濡れてくるころ、第一目標の神戸薬科大学正門に到着する。満開になった正門北側の桜並木
(p1)が美しい。

     
      
p1 神戸薬大の桜並木


 丁度、下山してきたシニアの女性ハイカーさんの「行ってらっしゃい」の声を"元気づけ"にして、キャンパス北側の沢を越えて山に入る。いきなりの標高差100mを超える勾配を登り切って権現谷東尾根の稜線に出ると早速、桜木
(p2)が現れる。花弁をつけた木枝の間からは、神戸市街とその後方に六甲アイランドが眺められる(p3)

          
      
p2 稜線の桜木       p3 桜木の向こうに神戸市街


 尾根に沿って北方向に延びる登山道は爺ハイカーにとって少々きつい上り勾配だが、登山道脇には大木に育った古い桜木
(p4)(p5)が並ぶ。ほぼ満開の桜花を眺めながら額の汗を拭い、呼吸を整える。風は爽やかで、時折開ける南方向の展望(p6)もこのコースの楽しみのひとつだ。

         
    
p4 桜の古木(1)      p5 桜の古木(2)       p6 神戸市街を望む


 登山道脇に立つ鉄塔
(p7)の下を通過した辺りから桜木(p8)の数は少なくなる。古い鉄塔の周囲の立木を伐採したエリア(p9)で10人ほどのハイカーグループが昼食を摂っている。私たちも南東側の眺望を楽しみながら、ここで小休止とする。

         
     
p7 鉄塔下を通過       p8 桜木の数が減る     p9 鉄塔下で小休止


 登山道は魚屋道に合流してから西に延びる。直ぐに左(南)方向に折れると、権現谷の西尾根に下りる山道に入る。標高425.4mの三角点(点名:本庄山)の東側を抜けて風呂之川の谷筋を見下ろす山道を進み、工事中のエリアを抜けると、再び桜木
(p10)(p11)が現れる。

 打越峠へ延びるルートとの分岐点をパスし、保久良神社を目指して山道を南下する途中で「金鳥山の山頂があった」と興奮ぎみに話すシニアの男性ハイカーに遭遇する。お陰で今まで地図上でしか存在を確認できなかった金鳥山(338m)の山頂
(p12)(p13)を踏むことができた。

    
  
p10 西尾根の桜(1)  p11 西尾根の桜(2)   p12 金鳥山の山頂    p13 私製の山頂表示


 藪に囲まれた金鳥山の山頂の南側に複数のベンチが置かれた休憩エリアがあり、ここで神戸市街を眺めながら昼食休憩とする。ここからは、脚を痛めないようにゆっくり下り、保久良神社まで続く権現谷西尾根の満開になった桜並木
(p14) (p15)(p16)(p17)を楽しむ。


  
p14 西尾根の桜(3)    p15 西尾根の桜(4)    p16 西尾根の桜(5)    p17 西尾根の桜(6)


 美しい "しだれ桜" で化粧した保久良神社の本殿
(p18)に参拝したあと、北側の梅林を抜ける。ここからは、天上川へ流れ込む沢筋に沿って山道を西方向に下る。

 松尾谷に出てから天上川沿いに岡本駅に向かう。途中、岡本梅林公園で休憩したあと駅近くの櫻守公園(正式名称:岡本南公園)に立ち寄る。

 水上勉の小説「櫻守」のモデルになった桜博士 笹部新太郎氏の邸宅跡が公園になったもので、大勢の桜ファンが繰り出している。笹部氏の自然交雑による新種 "ササベザクラ
(p19)" やオオヤマザクラとオオシマザクラを交配させた "オカモトザクラ"(p20) などを楽しんでから出発点の阪急岡本駅に戻る。

         
    
p18 保久良神社の本殿     p19 ササベザクラ     p20 オカモトザクラ


 花見日和の下、一昨日の "二上山" とは一味違った神戸六甲らしい観桜登山を楽しむことができました。



【 丹波桜めぐり(4/3 土) 丹波少年自然の家→加古川上流 さくら通り→黒井川堤→柏原川沿い
  今春も我が家の定番だったN子との "京都観桜行脚" は早々に諦めて、昨年に続いて車で丹波地方の河川沿いの桜並木を巡ってサクラを楽しむことにした。

 丹波地方の桜は既にピーク(満開)を過ぎているので "サクラ吹雪" にタイミングを合わせることにして、激しい雨が予想される4/4(日)の前日に車を出すことにした。


< 丹波市少年自然の家 >
 9:20過ぎに自宅を出発して、まずは丹波市氷上町の "丹波ゆめタウン" に向かう。コメダ珈琲店のモーニング(p21)とカツパン(p22)で腹ごしらえしてから、ゆめタウンの北側にある "さくら公園" に向かう。昼時が近いためか駐車場はすでに満杯。予定を変更して、丹波市青垣町にある桜の名所 "丹波少年自然の家" に向かう。

      
     
p21 コーヒー & モーニング          p22  カツパン


 "少年自然の家" の駐車場に車を停めて倉町川沿いに出ると、美しい桜並木
(p23)が続く。川に架かるつり橋(p24)も風情がある。ここの桜は未だ散り始めだ。芝生広場(p25)では弁当を広げる家族連れも見られる。

       
    
p23 倉町川沿いの桜        p24 つり橋と桜


              
p25  丹波少年自然の家 の芝生広場


< 加古川上流 さくら通り >
 "少年自然の家" をあとにして県道7号を4kmほど南下する。氷上町香良の県道沿いにあるコンビニ(ファミリーマート) の駐車場に車を停めて西方向に100m余り歩いて "さくら通り" と呼ばれている加古川堤の舗道(p26)に出る。ここの桜並木(p27)(p28)(p29)の雄大さは、私の地元の武庫川桜回廊に匹敵する。

        
    
p26 さくら通り(1)       p27 さくら通り(2)      p28 さくら通り(3)



                  
p29  さくら通り(4)


< 黒井川堤 >
 ファミマのコーヒーで一服してから次の目的地である黒井川堤に向かう。県道7号を南下し、氷上町の稲継交差点から国道175号に入って東進し、JR福知山線黒井駅の東側にある丹波市役所春日庁舎の駐車場に車を駐める。

 庁舎横のしだれ桜
(p30)を一頻り眺めてから、北側の黒井川沿いに出て優雅な桜並木(p31)(p32)を愉しむ。近くでベトナムからの農業実習生らしい若い女性グループが歓声を上げる。日本でこの桜を見られたのは幸運でしょう。帰り際に30余年前に家族揃って登った黒井城跡と桜のツーショット(p33)を撮る。


p30 春日庁舎のしだれ桜   p31 黒井川堤(1)      p32 黒井川堤(2)    p33 黒井城跡と桜 



< 柏原川沿い >

 稲継交差点に戻ってから国道176号を南下して柏原町を目指す。JR柏原駅の南側で右に折れて北中大橋近くの柏原川沿いに車を駐める。川沿いの桜(p34)(p35)(p36)は昨春と変わらずに美しい。

        
  
p34 北中大橋から北を望む   p35 北中大橋から南を望む    p36 柏原川沿いの桜並木


 ここで、今日初めて優雅な桜吹雪に遭遇する。明日の雨でおそらく散ってしまうであろう桜花を眺めながら「来春もまた桜に会えますように・・」と念じる。



                         
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