朝日新聞の火付け、またもや朋美ちゃんがターゲット
                                                               2017.6.20   


 糞新聞朝日が朋美ちゃん(防衛大臣の稲田朋美氏)をストーカーのように追いかけ回して攻撃ネタを探していることは良く知られているが、通常国会が閉幕した翌19日、糞新聞は稲田氏を「歴史修正主義者」だと批判するの社説を掲げた。月刊Hanada7月号に稲田氏が寄稿した故渡部昇一氏の追悼文に噛みついたのだ。

    

 この追悼文は僅か3頁分しかない短いものなのだが、糞新聞は「先生のおっしゃる『東京裁判史観の克服』のためにも固定観念にとらわれず、『客観的事実はなにか』を追求する姿勢を持つことが大切だ」という一節が攻撃ネタに使えると判断したらしい。

 糞新聞によると、保守派の論客として知られた渡部昇一氏は、自著で「東京裁判史観」を「戦前の日本が犯罪国家であり、侵略国家であると決めつけた東京裁判の前提を正しいと考える歴史観」であると説明しているという。従って、追悼文にある「東京裁判史観の克服」という言葉は、東京裁判に異議を唱えることを意味し、朋美ちゃんは歴史修正主義者だと糞新聞は、とんでもない言い掛かりをつけたのだ。

 さらに「日本は1951年のサンフランシスコ講和条約によって東京裁判を受諾し、主権を回復した。戦争責任をA級戦犯に負わせる形で、国としてのけじめをつけ、国際社会に復帰したのだ」、「これは否定することのできない歴史の事実であり、戦後日本の立脚点である」と例のごとくご高説を垂れ、「閣僚が東京裁判に異議を唱えると受け取られる言動をすれば、国際社会における日本の立場は揺らぎ、外交は成り立たない」と、説教をするように見せかけて糞新聞朝日の宿痾である「火付け」をやらかすのだ。

 史実は糞新聞のご高説とは全く異なる。日本政府は、サンフランシスコ講和会議が開かれた1951年の11月には、早くも戦争裁判で所謂「戦犯」とされた人々に対して「国内法でいう犯罪者にはあたらない」(法務委員会での大橋武夫法務総裁の答弁)と表明している。また、講話条約が発効した翌1952年には戦犯として罰せられ、拘禁されていた人たちの即時釈放を呼びかける国民運動が起こって、4000万人の署名が集まり、翌年の1953年にはA級戦犯を含む全ての戦犯とされた人々を赦免し、その名誉を回復させる国会決議が共産党や社会党をも含む圧倒的多数で可決されている。さらには、A級戦犯として禁固刑に処せられた重光葵氏や終身刑に処せられた賀屋興宣氏は、その後、大臣にまでなっているし、全国戦没者追悼式はA級戦犯も追悼の対象に含めているのだ。もちろん米国を始めとする連合国は、これらを全く問題にしなかった。

 日本は「戦争責任をA級戦犯に負わせる形で、国としてのけじめをつけて」などいないというのが歴史の真実であり、糞新聞朝日の主張はまさしく"妄言"なのだ。先の大戦の責任を全て日本のA級戦犯に負わせるというアイデアは、1972年の日中国交正常化にあたってチャイナ政府が民衆を手なずけるために考え出した奥の手なのだが、21世紀になった今でも、これを鉄砲玉として活用しようという糞新聞の低俗さには呆れ果てる。

 「東京裁判の受諾」については講話条約の第11条に織り込まれているが、その解釈については議論百出で専門家の間でも未だに結論は出ていない。そもそも東京裁判自体が糞新聞が社説で自ら認めているように「事後法による勝者の裁き」なのだから、素直に「受諾」できるような代物ではない。ルーズベルト大統領が徹底した人種差別主義者であったことが暴露され、意図的に日本を追い詰めて真珠湾で戦端を開かせたというストーリーが違和感なく日本国民に受け入れられている現在、東京裁判を受諾しないから歴史修正主義者だという糞新聞の主張に素直に同調できる日本人は少ないはずだ。

 糞新聞朝日は6月9日付の紙面に『「東京裁判史観の克服のため」 稲田防衛相が雑誌に寄稿』のタイトルの記事を掲載して、この寄稿文を問題視したが、それから10日も経過した19日になって、今度は社説を使って真っ向から批判したのだ。しかも社説の末尾は「安倍首相は歴史認識や政治的主張が自らに近い稲田氏を一貫して重用し、その靖国参拝を容認した。今回の寄稿もまた、不問に付すのか」という朋美ちゃんではなく安倍首相への挑発で終わっている。

 左巻きメディアによる寄って集(たか)っての「安倍イジメ」で、安倍内閣の支持率が秘密保護法成立時以来の大幅下落となったことがメディアを賑わしている今、安倍晋三さんの一番弟子である朋美ちゃんを貶めれば、安倍政権にさらなるダメージを与えられると踏んで、糞新聞がまたもや「火付け」に走ったということがミエミエだ。糞新聞の編集委員の底意地の悪さは桁外れなのだ。

 結果として、私が推測したとおり糞新聞に同調する国内メディアは無く、海外も糞新聞にとっては時機が悪かったようで、盟友のNYT紙はトランプ騒動で忙しく、チャイナや南コリアもアメリカに睨まれて安倍攻撃どころではないらしく、せっかくの"付け火"に油を注いでくれるお友達はいなかったようだ。

 今回の糞新聞の「火付け」は失敗したようですが、とにかく「火付け依存症」の病魔に冒された糞新聞です。下手な鉄砲も・・で、これからも攻撃ネタをみつけては、火付けをしてくるでしょう。しっかりウオッチしていかなければなりません。


<追記>
 糞新聞の「底意地の悪い」編集委員が19日、全国規模で名前が知られる羽目になったようです。朝日新聞大阪本社の「小滝ちひろ」編集委員です。米イージス艦の衝突事故に関連して「不明の乗組員にはお気の毒ですが、戦場でもないところでなにやってんの・・」というトンデモないツイートを発信したためです。この「ちひろ」さんの過去のツイートを閲覧していたら、反吐が出るような下品なやつを見つけてしまいました。

 批判する相手が自民党の代議士であれば、何を書いても良いと思っているんでしょうね。自分の名前と所属を公にした上で、ここまで書くとは、朝日新聞の編集委員の糞度胸には感心します。アハ。

       



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