「シャラップ」事件、嘘っぱち「東京新聞」は恥を知れ!   2013.6.17    



 上田秀明国連人権・人道大使が、5/22の国連拷問禁止委員会による対日審査時に「シャラップ」と発言した様子が
 youtube に動画アップされ、これをメディアが大きく取り上げて騒動になっていることを 6/15付の「国連大使のシャラップ騒動、・・陰謀の臭い?」で書いた。「騒動」は未だにテレビのニュースショウ番組などで取り上げられており沈静化していない。

 この騒動を初めて大々的に報道したのは東京新聞のようだ。東京新聞は 6/5付の「こちら特報部・ニュースの追跡」で前出の国連拷問委員会の対日審査を傍聴していた小池振一郎弁護士を情報ソースにした記事を掲載している。記事は『国連で「笑うな、黙れ」 「日本は人権先進国」に苦笑広がり 「稚拙な国」の失言続く』の大見出しで、上田大使の写真まで入れて事件をセンセーショナルに伝えている。記事を抜粋すると次のようである。

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 小池弁護士によると、上田大使の発言の引き金になったのは「(日本の刑事司法が)中世のようだ」としたアフリカ・モーリシャス共和国のドマー委員の発言だった。


 前回審査でも、日本は代用監獄制度などの冤罪を生む温床を改善するよう委員会から勧告されていた。今回も複数の委員から質問が相次ぎ、ドマー委員は「自白に頼りすぎでは。中世の名残だ。日本の刑事手続きを国際水準にあわせる必要がある」と指摘した。


 この後、あいさつに立った上田大使は「先ほど『中世だ』という発言があったが、日本は世界一の人権先進国だ」と強調。直後に誇張しすぎたと思ったのか「先進国のひとつ」と言い直した。


 「これを聞いて、会場には静かな苦笑が広がった」(小池弁護士) すると、上田大使は突然、「なぜ笑うんだ、笑うな、シャラップ、シャラップ!」と叫んだという。

 

 ・・・(中略)・・・「シャラップ」は・・「黙れ!」というより、「てめえ、黙りやがれ!」というような強いニュアンスがあり、「知的な表現とはいえない」。公式の場の発言としては不適切に違いない。・・・

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 小池振一郎弁護士は、この「シャラップ」事件を5/29付の自身のブログに書いている。このブログの記載を知った東京新聞が小池弁護士に取材をしたのか、小池弁護士側から東京新聞に情報提供がされたのかは私には知る術はないが、この記事には重大な「嘘」が隠されている。

 Youtube の動画( http://www.youtube.com/watch?v=hkoQjIBA_3U )を確認すると、上田大使はつぎのように発言している。


      
Certainly Japan is not in the Middle Age(Ages). We are one of the most advanced country(countries)
      in this field.
(日本はもちろん中年ではない。この分野では最も先進的な国のひとつだ)


   笑いが起きて・・


      
Don't laugh!  Why you are laughing? Shut up! Shut up!(笑うな! 何故笑うんだ? 黙れ! 黙れ!)


   会場が静まりかえって・・ さらに

 

   We are one of the most advanced country(countries) in this field. That is our proud. Of course,
      there are still shortages, of course,
shortcomings. Every country has shortages and shortcomings,
      but we
are trying our best to improve our situation.  

 (我々はこの分野で最も進んだ国のひとつだ。これは我々の誇りである。もちろん、未だ足りないところや
       欠点がある。しかし、我々は状況改善のために最善を
尽くしている。)


 東京新聞は、・・あいさつに立った上田大使は「先ほど『中世だ』という発言があったが、日本は世界一の人権先進国だ」と強調。直後に誇張しすぎたと思ったのか「先進国のひとつ」と言い直した。・・と書いている。しかし、動画によると上田大使は「私たちはこの分野で最も先進的な国のひとつだ」と言っており、「世界一の人権先進国だ」などとは一言も言っていない。さらには「誇張しすぎたと思ったのか『先進国のひとつ』と言い直した」という事実もない。全くの作り話だ。上田大使の発言にある「この分野(in this field)」とは、おそらく司法制度全体、又は刑事司法制度のことを指しているのであって、これを「人権」と解釈するのは、まさに捏造である。ところが、この東京新聞の記事のタイトルには『・・「日本は人権先進国」に苦笑広がり・・』とある。全くの嘘っぱちだ。いまフィーバしているエンタテイメント作家の百田尚樹氏が「民主党は息を吐くように嘘をつく」と語ったと話題になっているが、反日新聞も息を吐くように嘘をつくようだ。


 読売新聞ジュネーブ支局の石黒記者は、この「シャラップ」事件を伝える記事で、上田大使の発言で苦笑が広がったのは「日本のNGOメンバーが座る傍聴席」だったと書いている。布川事件の冤罪被害者である桜井昌司氏は、自身のブログ『獄外記』に、上田大使の「シャラップ」発言は、当日傍聴席にいた自分(桜井氏)に責任があるかも知れないと書いている。(HPアドレスは引用しません) 桜井氏は小池弁護士など日弁連の活動家と一緒にこの委員会を傍聴していたようだ。
「・・『日本は先進国、中世ではない』と喚いたから、俺たちは笑った。笑ったらば、シャラップ!ときたわけだ」と当時の様子を描写している。つまり、苦笑したのは、この拷問禁止委員会から日本の司法制度に関して厳しい改善勧告を出させるようにロビー活動を進めてきた日弁連の活動家とそのシンパだった。その周りには慰安婦問題で同様のロビー活動をジュネーブで展開しているアジア女性基金などのNGOメンバーもいたであろうことは容易に想像できる。 Youtubeに動画を投稿したのも堅固な横のつながりを持つ彼らであろうことも私は自信を持って言える。平気で日本を貶める彼らのロビー活動に業を煮やしていた上田大使が、彼らの「失笑」で理性を失ったのは無理からぬことだ。つまり、この「シャラップ」事件は、反日日本人集団が日本人大使の失言を誘い、それを反日日本人と反日メディアが「日本の恥」として世界に向けて喧伝した事件なのだ。こんな笑い話のような事件は日本でしか起こりえないだろう。


 東京新聞は、この記事でさらに次のように続けている。


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(上田大使の発言が)「アフリカの国」を意識したとすれば、横浜市内で開催されたアフリカ開発会議で、安倍晋三首相が「援助対象ではなく、対等なパートナー」とアフリカ諸国を持ち上げた言葉もむなしい。

 橋下徹大阪市長、安倍首相、そしてイスラム諸国はけんかばかり」とオリンピック招致に絡んで発言した猪瀬直樹東京都知事・・・。海外からの「稚拙な国」という印象を確信させかねない発言がまた飛び出した。

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 アフリカ開発会議を仕切ったことを理由に・・? この「シャラップ」事件に全く無関係の安倍晋三さんをいつの間にか世界に「稚拙な国」の印象を与える悪者にしてしまう。いったい誰の作文なのだ。東京新聞よ。糞餓鬼(クソガキ)に記事を書かせるのであれば、もう少しサマになるようにサポートしたらどうだ!!


 不思議なことに朝日新聞は、本日(6/17)に至っても、この「シャラップ」事件については沈黙したままである。主要全国紙でこの事件を報じていないのは朝日新聞だけだ。事件が発生した現地ジュネーブに支局を持つ、共同通信、時事通信、読売、毎日、日経、朝日の6社のうち朝日だけが完全に沈黙している。毎日のようにツイートしている朝日新聞ジュネーブ支局の前川浩之記者も、事件発生の5/22以降、この「シャラップ」騒動についてはダンマリだ。今日6/17の朝日新聞の社説は、「刑事司法改革・・」である。「シャラップ」事件が起きた国連拷問禁止委員会の5/31の対日改善勧告に当然に触れているだろうと記事を眺めたが不思議なことに、「・・委員会」という言葉は全く出てきていない。


 朝日は事件の背景を知っているようですね。そして、それは何らかの理由で記事にはできないのですね。反日同盟の結束にヒビが入ってしまうのかな? 日本の反日新聞は、ホントに奥深いところがあって素敵ですね。アハ。


       
       内幸町2丁目の「大嘘つきの巣窟」     





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